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債権放棄
テレビのドラマでは銀行は、特定の企業の借金を取り締まり役員会議で0にする決議というのは、政府の意向のようですが、そもそも借りた 金を特定企業だけに返さなくては良いという決議は違法にはなりま せんか、それができるとすれば一般な人も借りている人と不公平だし、 誰かの都合で業務に介入できるとすれば、株主の利益を侵害しており、 おかしな話だとしか思えません、よろしくお願いいたします。
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あのドラマは今どきに珍しい時代劇(勧善懲悪物語)なので、善玉である主人公がいる会社は「正しい」という前提になっているわけですが、現実の世界ではむしろ「悪いのは銀行だろ」という部分が多々あるのですよ。 帝国航空の元ネタはご存知のように日本航空です。日本航空という会社は半国営企業みたいなものだったので、銀行にとっては「絶対に潰れない超優良企業」です。だから、バブルの頃なんぞはもう右から左のような感じでバンバン融資していたわけです。 だからあの頭取が帝国航空への融資にはだいぶ関わってたみたいですが、おそらくあの頭取を頭取に引き上げた人(ドラマには出てこないけど会長とかまあそういう人)が帝国航空に過剰融資みたいなことをやって、彼に「まあよろしくやってくれ」みたいな感じで押し付けたのだと思います。 90年代から00年代にかけて様々な銀行の不祥事というのがあったのですが、そういう案件のひとつなのですよ、実際はね。 過剰融資のうえの、バブル崩壊で貸し渋りの貸し剥がし、バブル時代の地上げ屋との付き合いなどの反社会的勢力との癒着など、バブル時代から90年代の銀行はエグいことを相当やってますよ。ある銀行の支店長が明らかにそのスジと見られる勢力に射殺されたという事件もありましたね。その事件のルポルタージュを読んだのですが、銀行は警察の捜査にまったく非協力的だったそうです。「おそらく銀行は犯人を知っていて、色々後ろ暗いことがあるから口が重い」と捜査関係者はにらんでいたそうですよ。社員が殺されたというのに、エグい話ですね。 そういうのを知っているから、私は今回のストーリーについては素直に主人公を応援はできないです。まあ前作がお気に入りだったからお付き合いで見ているという感じですけどね。 身も蓋もないことをいえば「会社のメンツと頭取(社長)のお立場を身を挺しても守ろうとする社畜(家臣)の鑑」ということですよ。 本当は、銀行が債権放棄して国の主導の下に経営を立て直す、というほうが帝国航空の経営陣にとっても確実な経営再建策になるかなと思います。 現実の日本航空では、稲盛和夫さんという経営のプロが国から送り込まれて日本航空は再建されました。現実で稲盛さんが担った役割をドラマでは主人公がやっていますね。
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- t_ohta
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よくあることです。 その会社を破綻させるより継続させる方が将来的に利益になると判断すれば、債権の一部を放棄する事もあります。 また、銀行に相談すること無く破産するなどして回収できなくなる債権もありますし、個人でも自己破産すれば債権が回収できなくなります。 そう言った時のために担保を設定したり、貸倒引当金を予めバランスシート上に用意して利益に影響しないよう工夫しています。
お礼
世の中は誰かの都合で決まるとすれば、闇は深いようですね、 ありがとうございます。
お礼
ありがとうございます。