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整理回収機構と産業再生機構と日本政策投資銀行の違いとは?
ニュースで気になった言葉が出てきたので、少し調べたところ、浅学のため、恥ずかしながらタイトルに書いた組織のそれぞれの役割の違いがわかりませんでした。 どれも同じ役割を担っているように感じます。 役割が同じである場合、なぜ組織が分かれているのか? 役割が異なる場合、それぞれの組織の役割の相違点について教えていただければと思います。
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日本政策投資銀行は、基本的に前向きな会社やプロジェクトに対して融資する銀行です。 公的金融機関の特性を生かし、民間銀行では融資しにくいような大型案件にも融資する点がやや民間銀行とは 違いますが、基本的には普通の銀行です。 一方、整理回収機構と産業再生機構は銀行ではありませんので、融資はできません。 産業再生機構は、名前の通り企業を再生することを基本的な業務としていますので、今は苦境に陥っているが 立ち直る可能性の高い企業を立て直す為、企業の債務を整理したり、経営アドバイスを行ったりします。 整理回収機構は、名前の通り企業を整理したり、債権を回収することが業務になります。 これは、苦境に陥って倒産している会社向けの債権を銀行から安く買い取ることで、銀行の腐った債権を 切り離すのが主眼です。 まとめると、「融資する機能があるか」「企業の再生を目指すのか、破綻を前提に回収するのか」という 違いがあります。
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3つは異なった組織です。概要は次の通りです。それぞれの組織・業務内容等詳細は各HPをご覧ください。URLを添付しておきます。 ○整理回収機構は、公的資金を投入された破たん金融機関や住宅金融専門会社の、不良債権の買取り・回収を主な業務としている株式会社です。預金保険機構が株主となり、全額出資しています。http://www.kaisyukikou.co.jp/ ○産業再生機構は、金融機関から不良債権を買い取って企業再建を支援することを目的として、預金保険機構や民間金融機関が出資し、2003(平成15)年4月16日に設立した株式会社です。運営には、政府が一定の関与を行います。http://www.ircj.co.jp/ ○1997(平成9)年、「特殊法人等の整理・合理化方針」が閣議決定されました。これに基づいて、1999(平成11)年10月に(1)日本開発銀行と北海道東北開発公庫が統合され、日本政策投資銀行が発足しました。http://www.dbj.go.jp/