高校数学の極限についてのまとめです。
「極限の等式について」
0以上の整数をnとおくと、n.999…=n+1、 n.000…=nとなる式や3/3=1、1^2=1、√1=1のような式や、lim(n→∞){n/(1+n)}=1の極限値に収束する極限の式の等号=の意味は右辺と左辺の値が全く等しいことを表す等号の意味。
一方、lim[n→∞]2n=∞(1)のように、極限が正の∞に発散するような、極限が発散するときの式の等号は、(1)の式なら「=∞」までセットという固定的な表現で、このような式の等号は右辺と左辺が全く等しいことを表わさない。
「∞の使い方について」
lim[n→∞]2n=2×∞=∞なら「2×∞」が誤った表現(受験時に答案用紙に「2×∞」を書き込むと間違いとなる)で、正しくはlim[n→∞]2n=∞
∞は数値ではないので正式には「=∞」と書くのも適切とは言えないが慣習上、使われることがある。
だから、厳密に書くなら「=∞(発散)」などと書いた方が良い。
あるいは、単に「収束しない」、「∞に発散する」などと書いて、「=∞」とはあまり書かない方が良いが、受験時に答案用紙に「=∞」と書き込んでも間違いとはならない。
上記に間違いなどがあればご教示願います。