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運動時の神経回路の働きについて
- 運動時の神経回路の働きについて調査しています。具体的には、野球のピッチャーとバッターの動作を例に挙げています。ピッチャーがボールを投げるまでの時間とバッターが反応するまでの時間には差がありますが、その間の神経回路での情報伝達のメカニズムはどのようなものなのかを知りたいです。おすすめの文献やサイトがあれば教えてください。
- 運動時の神経回路は、野球のピッチャーとバッターの動作例を通じて研究されています。ピッチャーがボールを投げるまでの時間とバッターが反応するまでの時間には差がありますが、その間の神経回路での情報伝達のメカニズムはまだ完全には解明されていません。このテーマについてのおすすめの文献やサイトを探しています。
- 運動時の神経回路に関して調査しています。具体的には野球のピッチャーとバッターの動作を例に挙げています。ピッチャーがボールを投げるまでの時間とバッターが反応するまでの時間には差がありますが、その間の神経回路での情報伝達のメカニズムはまだ明確にはわかっていません。おすすめの文献やサイトを紹介していただけると助かります。
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非常に難しいですね。専門家であれば大体見当がついて説明できるのだと思いますが・・・。大脳皮質、小脳、大脳辺縁系、延髄など絡んできて、専門書などではそれぞれの機能分担について断片的に書かれていますので、一通り理解していれば運動のメカニズムについては説明できるのだと思います。まだまだ解明されていない部分も多いので、ここではとりあえず粗筋だけを。 筋の収縮の早さは神経の回路とはちょっと異なるので、とりあえず無視します。 まず、小脳にはあらゆる(?)球種(カーブやスライダーなど)に対するスイングプログラムが組み込まれています(練習によって刷り込まれる)。また平行して、筋の作動バランスプログラムも線条体(大脳辺縁系)に組み込まれています。とりあえず、これらがあれば、あとは命令ひとつでいつでもスイングできるように準備がなされている訳です。 では、命令はどこが出すか・・・。 大脳皮質には、その決断(振るか振らないか)を非常に単純に決定するSupplemental motor cortex(?)という領域の神経細胞が知覚情報を受け取り、先ほどのあらかじめ準備したプログラムに命令を出します。 知覚情報(この場合、視覚情報が主要なものですが、ピッチャーのフォーム、ボールの握り方、手を放れた瞬間の動きなど)は網膜から一次視覚野(後頭部にある)に入り、大脳の後ろ半分の知覚系の連合野から前半部の運動系の連合野で処理されます(どう処理されるのか私も知りたい)。これにより、瞬時にカーブかスライダーか判断して、どのプログラムを使うかを決断するようです。 プログラムが起動すると小脳からの命令が大脳皮質の一次運動野に直接か間接かいくわけです。そして運動神経線維を通して脊髄に命令が走ります。 この一連の流れがご質問の時間内に起こります。 非常に乱暴な説明ですみません。 この手の話は専門家が雑談ですることが多いので、わかりやすい文献等は思い当たりません。
お礼
難しい質問にもかかわらず、丁寧に答えてくださって、ありがとうございました。 回答の中のキーワードや、脳の図を、詳しく調べてみようと思います。 お礼にポイントを発行させていただきます。受け取ってください。