• 締切済み

DCF法における資本コストについて質問です

DCF法では、 正味キャッシュフローを資金調達原資に基づいて計算された資本コスト率で割り引くことによって、 各年のディスカウントキャッシュフローを算出することになっています。 が、 資本コストは、正味キャッシュフローに対して数%という様にかかってくるものではないと考えており、 従って正味キャッシュフロー額が増えるほど、資本コスト「額」が増えることに違和感を感じます。 (ex.社債は満期保有額から取得額を差し引いたものを利息としており、正味CFに比例して増額するものでない。) こちらについて、実務ではどのように考えられているのでしょうか。 それともそもそも解釈が間違っているのでしょうか。 ご指導頂けますと幸いです。 よろしくお願いいたします。

みんなの回答

  • QCD2001
  • ベストアンサー率58% (325/554)
回答No.1

解釈が間違っているように思います。 「正味キャッシュフロー」という用語は聞いたことがないのですが、「フリーキャッシュフロー」の意味ですね。 ディスカウントキャッシュフローとはディスカウントした「キャッシュフロー」ではありません。 将来得られるキャッシュフローを現在の価値として評価したら、いくらに相当すると「みなせるか」を示したものです。 >資本コストは、正味キャッシュフローに対して数%という様にかかってくるものではない そんな計算はしていません。 得られたキャッシュフローの現在価値がいくらであると「みなせる」のかを計算しているだけです。 資本コストがrで、将来得られるキャッシュフローがCFのとき、CFの現在価値PVは PV=CF/(1+r)・・・・・(1) で表されます。、この式は、 >正味キャッシュフローに対して数%という様にかかってくるもの を計算していません。(1)式を変形すると PV×(1+r)=CF・・・・・(2) となります。(2)式はPV(投資額)に利息を加えた元利合計がCF(将来得られるキャッシュフロー)になることを表しています。ですから、(1)式は1年後に得られるキャッシュフローがCF円だとすると、最初にいくらの資金を投資すると、投資金額と利子の合計が等しくなるのかを計算する式です。 たとえば、5千万円の設備投資をして得られるキャッシュフローが、 4千万円に資本コストをかけて得られる利子との元利合計と等しかったら、 元が取れないことになります。 しかし、5千万円の設備投資をして得られるキャッシュフローが、 6千万円に資本コストをかけて得られる利子との元利合計と等しかったら、利益が出ることになります。 このときの、 得られるキャッシュフローは、いくらの投下資金に資本コストをかけた元利合計と等しくなるのか を計算するのがDCF法です。 投下資金に対する調達コストを計算しています。 得られるキャッシュフローに対する資本コスト額は計算していません。

関連するQ&A