無線従事者・電気通信主任技術者関係の科目免除については電気通信振興会発行の電波受験界という雑誌に資格取得の手引きと免除の説明が載った別冊が毎年ついていたと記憶しています。基本的に技術士系は実務経験に関係なく、ある資格が取れていると他の試験の科目免除になります。通信士系は実務経歴で免除が得られます。
1陸技が技術では最高資格ですが、この試験での科目免除は無かったように記憶しています。
工事担任者やアマチュア無線の資格で免除になる範囲は少なく、実務経歴で上位資格を狙うこともできません。
強電(電気主任技術者と電気工事士)については総務省の法令等データベースで電気事業法を検索していただければわかると思います。基本的に強電の資格は学歴と事業主による実務経歴証明があれば上位の資格が無試験で得られます。(証明の入手は実務をしていなければ困難です)
また他の資格との関連ですが、基本的に所管の省による縦割りであり、相互乗り入れしているのは最上位の資格がほとんどです。また上位の資格があれば下位の免除が有りますが逆は少ないです。
電験3種があれば電通主任技術者(伝送・電力)の科目免除がある。
1級陸上無線技術士は教職免許(中学職業科と高校工業)が実務経歴により無試験で取得
同、職業訓練指導員の電子科が無試験取得
電験1・2種か技術士か1施工管理を持っていると労働安全コンサルタント(電気)の受験資格が得られる
電気工事施工管理技士の受験資格は大卒か高卒後数年(学校により異なる)の実務経歴が必要。技術士電気電子部門を持っていれば1次試験が免除。
資格試験のページもいろいろあるのでそこを参考にされても良いと思います。
大雑把に言って難易度は
四アマ<電話通<2アマ<3総通<1アマ<多重<1陸技、1総通
工事担任総合(工学は2アマ並)<伝送交換主任<情報処理ネットワーク
2種工事<1種工事<電験3種<エネルギー管理、1級施工管理技士<電験2種<技術士<電験1種<労働安全コンサルタント
といったところです。(技術士は免除が無く、伝送交換、多重、電験2種並みの総合的な知識を要求されます)
したがって資格取得のパスとしては
四アマ<工事担任総合<多重<電験3種<エネルギー管理士<1陸技<伝送交換主任(科目免除)<情報処理ネットワーク<情報処理プロジェクトマネージャ<1級施工管理技士<電験2種(科目合格を積み重ねて取得)<技術士(資格学習の積み重ねで取得)<電験1種(2種の余力で取得)<労働安全コンサルタント
といった感じです。
このうち取得して意味がある(給料は安いながらも仕事がある)のは電験です。1陸技は技術力の証明にはなりますが仕事との直結はありません。
お礼
難易度順に、並べてもらいありがとうございます。 これからの長い人生、地道に取得できるようがんばっていこうと思います ありがとうございました