マーガリン
バターが不足したときに ラードやヘッドを加工して代用品として作ったのが始まり。19世紀 ナポレオン三世の時代。
20世紀になって 液体の植物油を水素を添加することで硬化させる技術が発見されて より安い原価でできる植物油性マーガリンが生まれた。
体に悪いと言われるようになったのは 飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の体に与える影響が研究されてから 不飽和脂肪酸が動脈硬化の原因につながるとして 悪玉コレステロール 善玉コレステロールという言葉が生まれて
特に水素を添加して植物油を硬化して作られたマーガリンに不飽和脂肪酸のトランス脂肪酸が多く含まれることがわかってきた。
ということで マーガリンは体に良くないということが言われるようになってきたのです。
ところが 問題は摂取量にあります。一般的な日本人の食事では トランス脂肪酸の量は0.6%以下です。
アメリカなどは2.6%。これは大きなちがいです。
私の学校の英語の先生は アメリカに留学して英語を身に着けた人ですが 英語の授業にアメリカの生活の話もはさんできます。
例えば トーストの食べ方。
日本人は トーストにバターを塗る と言いますが
アメリカ人はトーストにバターをのせるのだそうです。
塊をのせて食べるのです。バターが溶けてたっぷりと染み込んだトースト。
トランス脂肪酸がたっぷりのマーガリンでもそうすると たしかに体に悪そうですね。
日本人の マーガリンを塗って食べる程度では 問題ないと言ってもいい。