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歴史学と考古学は違うのですか
史学科(?)は歴史の知識がある上で、史料を読んだり、こういうことが行われていたんじゃないかと話し合うイメージ 考古学は歴史の知識がある上で、現地の実際の建物や建物周辺を調べるイメージ ですが合っているでしょうか? 例えば日本の学校で古代エジプトについてをやっていますと言ってもエジプトに年に1回しか行きません みたいな感じだったらあまり学んでいる意味ない気もするのですが…(現地で調べるのがメインではないのですか?) 歴史学科で勉強した人が考古学の世界に行く、もしくは考古学をメインでやってた人が歴史学の世界に行くことも結構あるものなのでしょうか?
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- ichikawa2017
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学問としての歴史学は文字史料を基にした学問です。 考古学は物を基にした学問です。 時代は問いません。明治や昭和の遺物を考古学の手法を応用して調査することもあります。 文字としても記録されず物も残っていない風俗、習慣などは民俗学が担当しています。 この三つの学問はそれぞれ相互補完の関係にあります。 三つの学問の間を転向される人もいます。 文字史料だけでは判然としなかったものごとが遺跡や遺物の発掘で裏付けられることはよくあります。 考古学も無闇に発掘するのは効率が悪いので歴史学に基づいて遺跡などの所在を推定して作業に取掛かります。 >例えば日本の学校で古代エジプトについてをやっていますと言ってもエジプトに年に1回しか行きません みたいな感じだったらあまり学んでいる意味ない気もするのですが 何を学ぶか次第です。 なぜナイル川の流域に古い文明が発達したのか、などということはエジプトを尋ねただけでは解明できません。逆に言えば行かなくてもある程度の理解や推定は可能だということです。 古代ローマのように広範囲に渡って繰り広げられていた文明の歴史を知るには領域全てを尋ねるのは時間的にも経済的にもほぼ不可能です。そうであっても古代ローマの歴史を理解することは可能です。 ご指摘のように現地を尋ねるということが不可欠な場合もあります。 地形や風土が歴史上の出来事に深く関わり合っている場合は多々あります。 巨大ピラミッドが何故ナイル川の西側だけにあって東側にはないのかというような問題の場合には現地での観察が重要な意味を持ってきます。
- W-164
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> 考古学(こうこがく、英語: archaeology)は、人類が残した物質文化の痕跡(例えば、遺跡から出土した遺構などの資料)の研究を通し、人類の活動とその変化を研究する学問である。 > 歴史学(れきしがく)とは、過去の史料を評価・検証する過程を通して歴史の事実、及びそれらの関連を追究する学問である。 (ウィキペディアより) > 例えば日本の学校で古代エジプトについてをやっていますと言ってもエジプトに年に1回しか行きません みたいな感じだったらあまり学んでいる意味ない気もするのですが…(現地で調べるのがメインではないのですか?) 当然ですが、[歴史的資料]というのはほぼ現品限りで、誰でもが気軽に手に取って見る事は出来ません。 従って、大学で学んでいる学生のレベルでは、直接現場に出かけて行ったり、現物を直接調査研究することは難しいでしょう。 旅行気分で現地に行くことは出来るかもしれませんが、それなりの権威が認められた教授などに同行する以外は[歴史的資料]といわれるような場所には立ち入ることすら許可が出ないと思います。 とりあえずは、過去の研究者が研究した内容を学ぶという所から始めることになるでしょうね。