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脱近代主義英詩翻訳:Giannina Brasch
I arrive at your house transformed into art, framed behind my memories. (Giannina BraschiのASSAULT ON TIMEより) http://maxima-library.org/year/b/409093?format=read 拙訳: 相見ては わが恋ふらくは 額縁の 心の中の 絵画なり (註:万葉集のパクリで訳せるのではと思い、「我が背子にわが恋ふらくは奥山の馬酔木の花の今盛りなり」(あの人への恋心は奥山に盛んに咲いている馬酔木の花の様になっています。)(現代語訳は、おみのきたく著の万葉図鑑より引用。)をそもそも古文をよく理解せずにパクろうとして失敗した、拙訳です。) 短い英文ですが、とにかく翻訳が難しい!(読むのは簡単なのですけどね。) 是非とも皆様の翻訳例を教えていただければと思います。 BAは選びませんが、宜しくお願い致します。
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- Nakay702
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折り返しの「お礼コメント」をありがとうございました。 >framed behind my memories. >(また場面は一転して話者の心の中となり、)その絵画が話者の心の中に縁どられて残る。 ⇒なるほど、これだと自然な感じですね。手品のようには見えませんね! さすが、lived in room13さん、さすがですね。 >「日本語でここまで詰め込めるとしたら和歌しかない!」と思ったんです ⇒そういうことだったんですね、共感です!(和歌大好き人間) >ちはやふる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは ⇒中学時代のカルタ会を思い出しました。「五十音順55番の歌」でした。枕言葉「ちはやふる」にも意味がある(勢いが強く敏捷である〔神〕)ということを知ったのもその頃でした。 >「和歌の時代からある『高等技術』」 ⇒これにあやかるべく、もう一度挑戦してみたいと思います! >翻訳したい名文はもう一つあるのですが、今のままではまた自らを「公開処刑」してしまいますから、 ⇒そうですかぁ、いや待ち遠しいなあ! お互い、「公開処刑」合戦もまた楽しからずや、とも思いますが…、ま、濁り酒でも飲みながらお待ちします。 さて、私訳第2弾(短歌もどき): 《汝が屋敷 訪い来たれば 美の館 わが思い出の よすがとなりぬ。 …汝がすまい 訪い来たれば 愛(は)し館 汝が思い出の よすがとなりぬ。》 ☆もどきはやっぱり、もどきでした。失礼しました。
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10005/12514)
新年おめでとうございます。 「お礼コメント」をありがとうございました。 >私のなんちゃって万葉集風味は見なかった事にしてください! ⇒いやいや、もう見ちゃいました!(そして、大いに楽しませていただきました。) >Giannina Braschの詩は今まで出会ったどの詩よりも翻訳が難しく、かといってご回答してくださる方々に丸投げ質問するのも嫌で「拙訳」をつけていますが、自分で自分を「公開処刑」しちゃった気分です。 ⇒「公開処刑」とはうまい喩えですね! いやいや、それをおっしゃるなら、私など何度自分を公開処刑したか分かりません! それに、お訳やご解説あっての愉しみであり、そのおかげで追加の思索も可能になるというものです。いつも「尊敬の眼差し」と「感謝の面持ち」です、ありがとうございます。 >また手品で、名訳にされてしまいましたね! >まずは、お見事な名文を堪能し、その次に難関のtransformed やframedの適語が何であったと、探してみましたら、、、なんとこの手がありましたか! ⇒正直、framed behind my memoriesの解釈は難儀しました。 「わが思い出の背後で(家を)枠づけた」→「わが思い出を後押しする形で枠づけた」→「わが思い出の輪郭をまとった/にじませた姿になった」→「わが思い出を偲ばせてくれる縁(よすが)となった」…。 と、こんな経過をたどった後で、「わが思い出のたけを偲ぶ」となったのでした。かなりの「飛躍」でした。確かに、「手品」(トリック)のようなものと自認いたします。ここは、もっとうまい訳があり得るかも知れませんね。ご着想の折にはご教示をお願いします。 …ということで、いろいろと楽しませていただきました。ありがとうございました。 今年も、どうぞよろしくお願いいたします。
お礼
ご回答ありがとうございます! >⇒正直、framed behind my memoriesの解釈は難儀しました。 Nakayさんでも苦労されたんですね! 私が原文を読んでい抱いた情景はこんな感じでした。 I arrive at your house (ここまでは普通に)相手の家に着く transformed into art, (それまでの一般的な景色から一転して概念世界へ、)家が美しき絵画となる framed behind my memories. (また場面は一転して話者の心の中となり、)その絵画が話者の心の中に縁どられて残る。 そして、この情景が最新の映像技術もかくや!と、言うほど美しく、 いや、もう、「この短文にどうやってここまで詰め込んだ!?」と思い、「日本語でここまで詰め込めるとしたら和歌しかない!」と思ったんですが、残念ながら私には和歌が詠めませんでした。 それにしても、やっぱりすごい名訳ですね! >君を訪い来たれば I arrive at your houseの箇所と一緒で、ここまででは、普通の家に尋ねた情景ですね。 >美の館、 transformed into art,の箇所で、日本語のtransformedを使わずにtransformedしていますね! 普通の家から、「美の館」にtransformedしました!流石ですよね! こんな方法は私には思い浮かびませんでしたよ! >わが思い出のたけを偲ぶ。 「美の館」にtransformedした家が、しっかりと思い出に残り framed behind my memories.しましたね! >確かに、「手品」(トリック)のようなものと自認いたします。 手品と言いましたのは取り消します、よくよく考えましたら、和歌でも必要そうな単語を使わずに、表現する技法は使われていますもんね! ・ちはやふる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは 在原業平 これを、「今の世の中どころか、不可思議な事がおこりえる、ちはやふる 神代でもきいたことがない 竜田川が紅葉で からくれなゐに 水くくるとは」なんて書いたらかえって感動が「伝わりません!」もんね。 transformed やframedの訳語を入れなかったのも正に同じことだったのだと、今頃気が付きました! ただ、それでも、私共一般人には、「あえて言わずに」なんて方法は、思いもしましせんし、「あえて言わずに表現する」等という高等技術には「手品!?」と思っちゃったのであります。 というわけで、「手品」というよりも「和歌の時代からある『高等技術』」だったわけですね! 言語が違えば、表現方法も違うものとはいえ、本当によく思いつかれましたね! >ここは、もっとうまい訳があり得るかも知れませんね。 >ご着想の折にはご教示をお願いします。 もしかしたら、私はGiannina Braschにはやく出会い過ぎたのかも知れません。 もう少し、私の文章力が上がってから、質問をだしておれば、何か私もcontributeできたかもしれないのですが、、、。 ところで、実はGiannina Braschのどうしても翻訳したい名文はもう一つあるのですが、今のままではまた自らを「公開処刑」してしまいますから、今回いただいた「言わないという選択肢」というヒントを元にまた頑張ってみます。 今年もまた宜しくお願い致します。
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10005/12514)
「現代詩の話題あり、また楽しからずや…」 ということで、今回もありがとうございます。 transformed やframedが、houseにかかる後置修飾なのか、I に対する主格補語なのか一瞬迷いましたが、この段落内の続きを見て、前者と合点しました。家の枠組みやまぐさ(横木)について語っているからです。そして、段落の最後にI arrive home transformed into art, framed behind your memories.とあります。 そこで、勝手ながら、次の2行をくっつけて訳を考えました。 I arrive at your house transformed into art, framed behind my memories. …I arrive home transformed into art, framed behind your memories. 私訳: 《君を訪い来たれば美の館、わが思い出のたけを偲ぶ。 …訪い来たりて感じ入る埴生の宿、君が思い出の影を偲ぶ。》 以上、「勝手便」をどうぞ悪しからず、不一。
お礼
明けましておめでとうございます。ご回答ありがとうございます。 >「現代詩の話題あり、また楽しからずや…」 Nakayさんは古文もおできになりそうですね、、、まあ、私のなんちゃって万葉集風味は見なかった事にしてください! Giannina Braschの詩は今まで出会ったどの詩よりも翻訳が難しく、かといってご回答してくださる方々に丸投げ質問するのも嫌で「拙訳」をつけていますが、自分で自分を「公開処刑」しちゃった気分です。 >transformed やframedが、houseにかかる後置修飾なのか、 >I に対する主格補語なのか一瞬迷いましたが、 >この段落内の続きを見て、前者と合点しました。 いや~、情けない! 問題の文の前後どころか初めから最後まで読み終わっていながら、読み間違えておりました。 ご指摘の通り、houseを修飾しておりますね! やさしくご指摘ありがとうございます。 >君を訪い来たれば美の館、わが思い出のたけを偲ぶ。 >…訪い来たりて感じ入る埴生の宿、君が思い出の影を偲ぶ。 また手品で、名訳にされてしまいましたね! まずは、お見事な名文を堪能し、その次に難関のtransformed やframedの適語が何であったと、探してみましたら、、、なんとこの手がありましたか!(とは申しましても、私はIを修飾していると読み間違ておりましたので、そもそもご指摘があるまでこの情景は浮かばなかったのですが、、、。) 確かに、houseを修飾していると見れば、(と言いますか実際に修飾していますので、)思い浮かぶのはこの情景ですね! それでも、やっぱり、houseだと気が付いていても、こうは訳せませんでした! しかも、たったの1日でこのクオリティーですからね! 名作品をありがとうございました! 読み間違いにも気が付き、名訳も堪能でき、2重に楽しめました! 今後とも宜しくお願い致します。
- SPS700
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思い出に隠れ、額に入った絵に化けて、そちらに行くよ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 > 思い出に隠れ、額に入った絵に化けて、そちらに行くよ。 さすがSPSさんですね! 私は、古文もできないくせに万葉集ポク訳そうとして自爆しました。(笑) そよ風が吹き抜けるような名訳に、感謝しつつ、驚きました。 日常語を使っての作品に、やはり土と水だけで勝負する備前焼の如き作品だと思いました。 ところで、私が英語を読みました時は、I arrive at your houseから、 transformed into art,と続き急に絵画となった場面にが入れ替わり framed behind my memories.で、絵画が追憶の彼方にに縁どられている情景に移るので、試しに、ご回答いただいた御訳の語順を入れ替えてみたのですが、 ・そちらに行くよ 額に入った絵に化けて 思い出に隠れ ご回答でいただいた原文の方が良いですね、、、。英語の語順が良いように思えもしたのですが、日本語的に不自然な語順でそれを再現するよりは、やはり自然な語順で訳す方が良いようですね! いや、名訳に訳すのは本当に難しく、勉強になりました。 今後とも、宜しくお願い致します。
お礼
ご回答ありがとうご9ざいます。 >⇒そういうことだったんですね、共感です!(和歌大好き人間) はは、すっかり説明を忘れていました。すいません。 たまに、オフラインでも説明を忘れて独創的な実験/研究をしてしまい、、、周囲をビックリさせてしまいます。 (笑) >《汝が屋敷 訪い来たれば 美の館 わが思い出の よすがとなりぬ。 >…汝がすまい 訪い来たれば 愛(は)し館 汝が思い出の よすがとなりぬ。》 和歌も詠める御方でしたか! 流石ですね! 「よすがとなりぬ」というのも本当に綺麗な日本語ですね。 またいつもの聞いた事はあるのですが、自分からは出てこない日本語でした。 こういう言葉が、パッと出てくれば、文章構成はNakayさんほどできないにしても、私ももうちっとましな文章が書けると思うのですけどね。 また、実は問題の次回の質問の拙訳を考えていました時に、性懲りもなく、万葉集、伊勢物語、百人一首から部分部分で似た雰囲気の歌を持ってきてくっつけて訳を作ろうとしていたのですが、今回の御訳を拝見しまして、やっぱり初めから最後まで流れるように書かないとダメだ、ツギハギじゃ名文はできない事にも気が付きました。 そういうわけで、また勉強になりました。 また今後とも宜しくお願い致します。(OKチップを使いきってしまったので、今回は贈れません。すいません。)