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食後の薬について。
なかには食前、中間もありますが、ほとんどは「食後」ですね 私、秋の花粉で「アレグラFX]飲んでます。 今朝、早朝に外出、それで朝食は取れず、小さなバナナ食べて それで、いそいで飲みましたが。途中で少し不安が。 これでは内臓に変化が?
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家ココカラファイン 薬剤師(@cocokarafine) 薬剤師
こんにちは。薬の服用タイミングと、アレグラFXについてですね。 まず薬の服用タイミング全般についてですが、質問者様が仰るようにほとんどの薬が「食後」となっています。 これは一般用医薬品(市販薬)も医療用医薬品も大差ありませんが、たまに食後以外のタイミングが指定されていることがあります。 一般用医薬品ではほとんどありませんが、医療用だと「食前」「食直前」「食直後」「就寝前」「起床時」など、かなり細かな指定が入ることもあります。 医薬品の服用タイミングは薬の効果を最大化したり副作用を軽減する目的で決まっています。 これは医薬品の成分によって食事の影響や服用時点の胃の環境によって吸収などが大きく変わるものがあるためです。 一方、食事の影響を全く受けないか、ほとんど影響しない薬もあります。 このような薬は、多くの人が慣れている「食後」を指定して出されることがありますが、実はこだわる必要がなかったりします。 今回のアレグラFXについてですが、こちらは添付文書(薬の説明書)の用法・用量のところに次のように記載されています。 15才以上1回1錠1日2回朝夕 15才未満は服用しない 「食後」とはどこにも書かれていません。 これは医療用のアレグラ錠でも同じです。 アレグラFXの有効成分であるフェキソフェナジンは食後よりも空腹時に服用した方が吸収→体内での利用率がいいのですが、食後と比較して効果に影響するほどの差とは言えない程度です。 そのため服用時点は朝夕となっており、食事については特に指定されていないのです。 アレグラFXという薬の性格上、一日を通じてまんべんなく効くことでアレルギー症状を継続して軽減できます。 理想を言えば12時間おきに飲むのがいいでしょう。 そうなると、例えば朝8時と夜8時になりますね。朝夕の食事の時間とも重なる方も多いでしょう。 6時と18時でも構いませんし、10時と22時でも構いません。概ね「朝夕」といえるわけです。 これらのことから、今回の質問者様のように「朝食が取れず小さなバナナを食べて…」という状況でも全く問題ありません。 食事との関係よりも、服用する時間を上手に固定するようにしましょう。 もちろん、これはアレグラFXの話なので、他の薬になると事情が変わってきます。 説明書や医師の指示にあるタイミングで服用することが難しいと感じる場合は、お店の薬剤師や処方せんを持って行った薬局の薬剤師にご相談ください。 ご参考になりましたら幸いです。お大事になさってください。
ココカラファイン 薬剤師(@cocokarafine) プロフィール
ドラッグストア・調剤薬局を全国約1300店舗展開しているココカラファインのWEB担当薬剤師です。 健康、美容についての気軽な相談相手として「お友達以上お医者さん未満」のような存在を目指してます。 ...
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お礼
ありがとうございました。説明書全く読まない人間。錯覚でした。 花粉症30年。ほんとうに昭和の頃から見ると、薬の進化にびっくりです。