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どうやって量るの? サイロやカントリー
穀倉地帯では、あちこちにサイロやカントリーエレベータを見かけます。かわいいのから巨大なのまでさまざまですが、中の穀物や飼料の量はどうやって量っているのでしょう? 一説には、上の穴から覗いているのでは・・という意見もありますが。
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従来からあるライスセンターと最近増えてきているカントリーエレベーターの 違いは貯蔵できるかの違いです。 カントリーエレベーターは集荷業務者(農協など)ですからそこの運営経営方針で、 玄米貯蔵か籾貯蔵かに分かれます。籾貯蔵が増えてきているのは高温多湿の夏を越しても 品質の低下が少ないのがメリットです。 お米は日本の食料の根幹ですから、量(重さ)は厳重に計られ管理されています。 施設へ搬入時に重量や水分を仮計量後、攪拌、ローテーションを繰返しながら、 乾燥機で水分14%前後(だったと思います)に乾燥し、異物(ゴミ、砂など)を 取り除いて、格付け検査(1~3等、等外)で4ランク分けられて再度計量されて サイロに入れます。計量には「計量ビン」と言われる数百Kg毎で計れる精度の 高い秤が設置されています。 施設全体がコンピュータ化されているので各場所の数量はすぐ判るはずです。 当然のことながら1つのサイロには同一等級のものしか入っていません。 普通の年ですと80%以上が1等になります。 飼料用のタワー型サイロは高気密の密閉型ですから、窓があるかどうか不明ですが、 点検用の蓋はあるはずです。 また農家は刈取った牧草など運ぶワゴン(農業用トラクターで牽引する荷台車)に積める量を 経験的に知っていますので、積込み途中でも大体の数量は判っているはずです。
お礼
専門的な観点から詳しく説明していただき、ありがとうございました。コンピュータ化というのは驚きでした。飼料用サイロの方はどうやって量っているのでしょうかねぇ。