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貨幣はあるけど銀行も無い昔、大金持ちは何処にお金を
貨幣はあるけど銀行も無い昔、大金持ちは何処にお金を蓄えていたのでしょうか? 蔵の中ですか?
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「土に埋めて隠しておく」。実例があります。今から50年余り昔の1968年7月、北海道函館市郊外の志海苔町というところで道路工事中に、大量の古銭が入った大甕が相次いで3個発見されました。その量なんと37万4000枚以上、重さにして1.6トンもありました。出土した状況から意図的に銭を入れた甕を埋めたものとみられています。 古銭は鋳造年代がわかりますが、出土したものは大半が当時日本で大量に流通してた中国銭で古いものは前漢の時代、最も新しいものは明の時代のものでした。日本銭も和銅開弥から平安時代までのものがあったと報告されています。甕は室町時代前期から中期に作られたものと見られており、これらを総合すると、この地域では室町時代には蝦夷交易が盛んで、この中で有力な商人が備蓄用に埋めたのではないかと考えられています。 http://archives.c.fun.ac.jp/hakodateshishi/tsuusetsu_01/shishi_02-05/shishi_02-05-02-00-02.htm このほか「埋蔵銭」で検索すると各地の事例が何件もヒットします。古銭を埋める行為の解釈としては、「備蓄説」以外に「祭祀説」も有力ですが、いくら昔の人が信心深かったとしても、函館にように大量に埋めるのはやはり「備蓄目的」の性格が強いと考えるべきでしょう。
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- nagata2017
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貨幣はあるけど銀行も無い昔というのは 貨幣はあっても 貨幣経済ではない時代です。 貨幣よりも現物です。 米 織物 乾物 など 高床式倉庫。 泥棒よりもネズミが怖い。
お礼
貨幣が普及してなければ、物々交換でしょうね。 回答ありがとうございます。
- teppou
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江戸時代、遠隔地との商取引が盛んになり、その決済として、自店の近くの両替商に手数料を払って現金を預けて手形(要するに預金証書)を発行してもらい、その手形を飛脚に託して相手に届けてもらいました。 手形を受け取った側は、その手形を近くの両替商に持ち込んで現金化していました。(手形には受取人を指定してありましたので、紛失・盗難などによる被害はなかったようです。) 当時の日常の商取引では、商品を購入する場合、通帳(かよいちょう)というノートを持って行って、いちいち代金を支払わすに、そのノートに商品名と代金を記入してもらい、販売側も自店のノートに記入し、小さな商店は月末に、大きな商店は、夏のお盆と年末に清算していました。 そういう取引形態でしたので、そのうちに、手形をいちいち現金化せずに、手形のまま所有していて、支払いの必要ができが場合に、手形に受取人の名前を追記したり、近くの両替商に持ち込んで、新たな手形を発行してもらったりして、支払いに充てるようになりました。 この方式ですと、商人は現金をあまり手元に置いておく必要はなくなり、両替商は防犯に経費が掛かったでしょうが、取引のたびに支払われる手数料と、預かり金の運用で利益を上げることができました。 要するに、両替商が現在の銀行の役目をしていたのです。 参考サイト https://www.mag2.com/p/money/6150 なお、通帳(かよいちょう)は私の子供のころもあり、通帳をもってお使いに行かされたものでした。月末の生産でした。 また、農家などで大型家電などを購入す津場合は、支払いは、お盆と年末などという事も普通でした。
お礼
手形の信用度とか手形の真贋鑑定が気になりますが、解説して下さったシステムで商取引が行われていたのですね! 現在の為替制度そのものてすね。 回答ありがとうございました。
- SPROCKETER
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おそらく、土蔵でしょうが、蔵と言うのは、使う時は開けて置いて、必要が無い時は閉じるわけで、銀行の金庫室と同じです。ガードマンもいたでしょうね。 徳川家は蔵に金塊を山積みしていたそうですが、幕府が倒れた時に残っていた金塊は僅かだったようです。蔵は金塊に限らず、長銀、銅貨なども保管していたはずで、銀行や金融機関と同じですね。宝物を保管していた蔵もあったそうです。
お礼
金利は付かないけど自前の銀行ならぬ金庫を持っていたのてすね。 回答ありがとうございました。
- info33
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>蔵の中ですか? 火災に耐え盗賊も破れない頑丈な土蔵や石蔵の中の金庫,千両箱, や秘密の場所の岩穴, 地下深く埋めた壺の中に, 高額貨幣(大判小判, 金塊 銀塊), 宝石, 宝飾品に変えて貯蔵でしょうね。
お礼
今の時代は世界情勢や自国の経済状態によって貨幣価値が激変する可能性はあると思いますが、少なくとも自宅に保管して盗まれる恐れを考えると銀行に預金してある方が安心ですよね。 昔は蔵に錠前を掛ける他に番人も常駐させていたのでは。。 回答ありがとうございました。
- eroero4649
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https://manabow.com/zatsugaku/column14/ 何をもって銀行と定義するかによりますが、「人の財産を預かる業務」というのはどうやら貨幣より古い歴史があるようです。 また近世までは、大金持ち≒権力者あるいは貴族であったと思います。その源は広大な私有地とそこから生まれる財産だったでしょうね。貨幣というものが一般的になってくるのがどこの時代になるのかは国によってだいぶ違うと思いますが、日本で貨幣で決済することが全国に普及するようになったのは戦国時代くらい。貨幣が当たり前のように使われるようになったのは江戸時代になってからでした。ヨーロッパや中国で貨幣が普及したのはいつ頃だったのかはよく知らないです。 商業によって商人や市民階級が財産が持てるほどになるのは、世界史的にもルネサンス以降といっていいと思います。それまでは財産が持てるのは貴族階級ぐらいだったのではないかなあ。貴族が特権を失ってゆくのは、フランス革命を待たないといけないんじゃないかなと思います。
お礼
歴史的見地から回答を頂きまして勉強になりました。 ありがとうございます!
お礼
貴重なお話とリンクありがとうございます。 しかし興味深いお話ですね。 非常にリアルに伝わって来ました。