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貨幣や補助貨幣が流通手段として使われるのは何故か
経済学に関してです。 (1)金本位制度であっても、貨幣や補助貨幣のような価値章標が流通手段として使われるのはなぜか (2)銀行の果たす役割 資料をみても全然わかりません。 どなたか教えてください。
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こんにちは。 1)いくつかの視点があります。 1-1) 貨幣は巨大な額から些少な額まで明確に表現できます。 たとえば1円を金で表現すると物凄く扱いにくい事になりますし そもそも貴金属は重いですし流通させるにはあまりに貴重すぎます。 ただ、仰るとおり昔は丁銀というものがあり、これは銀の延べ棒なのですが 面白いのは必要に応じて決済時に適当な長さで切断して流通させました。 1-2) 貨幣は、発行者に巨大な利益をもたらします。 これは貨幣発行益、またはシニョリッジという言葉で検索すると出てくると思いますが 簡単に言えば価値創造、信用創造と呼ばれる経済行為の一例です。 厳密には違いますが、身近な例では、ポイントカードや商品券が挙げられます。 ポイントや商品券はお金ではないので、お金(価値)に変えれば 自分が発行した数字や紙切れ(無価値な有価証券)をお金(価値)に変える事ができます。 この価値は自分の資本として利用でき、少ない資本で大きな事業を維持できます。 貨幣はこれを国家規模でやっているもので、金利との併せ技で国家に 巨大な利益をもたらします。自分で無尽蔵に価値を作れるので国家は破産しないのです。 特にドルそのものが世界中の決済手段として需要がある米国が顕著でしょう。 2)これも色々な視点があります。 2-1)中央銀行のカネを市中に流通させる。 2-2)市中のカネを必要なヒト(自然人・法人)に流通させる。 2-3)特に日本の場合、国債を買う。 2-4)取引先に経営指導を行い、経済を安定させる。 2-5)昔は、株式持合いの中心的役割を果たし、擬似的なコンツェルンの中核機能を果たした。 2-6)人材を教育し、金融業界に供給する。 こんなところでしょうか。 銀行のやってることの中身は果てしなく地味ですが、果たしている機能は極めて重要です。 一言で言えば、カネという血液を国内に充満させる心臓のような役割でしょうか。
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1.実施に金を取引に使用すると重い・かさ張る・半端な金額は削る等して重さ計った上で取引しなければいけないため不便 代金 金何グラムと言った場合正確に量らないといけないでしょ 2.本来は貨幣を金と交換するため
お礼
簡潔にまとめていただきありがとうございました! これで勉強もはかどります。 ありがとうございました。
お礼
こんな丁寧な回答がくると思ってなかったので感激です! これで経済学への理解がまたふかまりました。 本当にありがとうございます。