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タイトルを変えて執筆

最近本棚の整理をしていていまだに未解決の疑問が蘇ってきました。 石坂洋次郎氏の「別れの歌」新潮社刊は、次の年に「ある日わたしは」というタイトルで講談社から発行されています。登場人物名に変更がありますが内容はほぼ同じです。 当初の経験ですが、「ある日私は」を読んだ時、はてな、なんか前に読んだ気がする、なんでだろうと思って探っていくとそれより前に読んだ「別れの歌」と酷似していることがわかりました。 このような形の再執筆はどういう経緯で起こったのかご存知の方教えてください。

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  • 123admin
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回答No.3

既に60年前の出来事だから真相は藪の中ですね。 まぁ自身の作品のリメイクだから盗作や著作権の問題もなし。 少ない灰色の脳細胞を駆使しての推測は、新潮の編集者とのトラブルか講談社の編集者が旨いこと言って不満を持つ石坂洋次郎氏を取り込んだ? 登場人物などの変更だけでお茶を濁すなんてのは前作品に対する壮絶な嫌がらせと思います。 講談社のやり手の編集者が多忙な石坂洋次郎氏に「別れの歌」での不満点を改善するからとお膳立てしたのかもね。 その後2年ほど新潮社から出版していないのが傍証かなと。 その後に「あいつと私」「光る海」などの代表作を新潮社から出しているので手打ちは済んだのかもね。 ベストセラー作家だから関係修復はスムーズだったけど、新人だったら潰されていた不祥事だったのかもしれない。 石坂洋次郎 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E5%9D%82%E6%B4%8B%E6%AC%A1%E9%83%8E

1buthi
質問者

お礼

真相は明確ではないにしろ、並の読者にはわからない奥深い事情が存在するものだと考えさせられました。 大変参考になり感謝いたします。

その他の回答 (3)

  • 123admin
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回答No.4

一応、質問で出版社とのトラブルを推測したかのネタバレです。 基本的にこの手のトラブルは互いに隠すものです。 しかしながら稀に読者まで巻き込んでの大混乱を起こす事もあります。 質問の内容から連想したのが「W3事件」 W3事件 https://ja.wikipedia.org/wiki/W3%E4%BA%8B%E4%BB%B6 もうひとつのW3 https://tezukaosamu.net/jp/mushi/201011/column.html 個人的には思わず思い出した次第です。

1buthi
質問者

お礼

ありがとうございました。

回答No.2

映画かテレビに、その作品はなっていませんか?   この夏、義母と娘のブルース というドラマがありましたが、 従来の本の他に、新しく別の出版社からも原作本が発売されました。 もちろん全く同じでは売れないし何よりも読者に失礼なので、追加のストーリーが加わっています。 原作本と全く同じなドラマではつまらないですよね? で、原作をドラマ名に変えて、ストーリーもドラマで変わった部分を反映されて発売されたということはありませんか?

1buthi
質問者

お礼

ありがとうございました。 小説「ある日わたしは」はかなり昔に映画化されています。その内容は石坂氏が前年に執筆した「別れの歌」とほとんど同じ筋書きです。(人物名は違います) 極端にいえば、映画のタイトルは「別れの歌」でも「ある日わたしは」でも よかったわけです。切ない筋書きです。 その後、ずっとあとに石坂氏の各作品を混ぜ合わせて「ある日わたしは」というドラマができて、ヒロインのある日の体験を一話完結形式で放送しました。何話目か、最後の方に原作と同じ内容の話がちらっと出てきますがドラマ全体は原作の「ある日わたしは」そのものとはまったく違います。ユーモラスな筋書きです。 「別れの歌」を書いた翌年にタイトルを「ある日わたしは」と変え、人物名を変えてまで同じ内容の小説を書いた理由がわかりません。「別れの歌」では売れなかったのでタイトルを変えてみた結果、映画されたので工夫が生かされてよかった? 。。。。違う、「別れの歌」のほうが絶対内容とマッチしているはず。 謎は解けません。 参考までに、「別れの歌」としても後年「悲しき別れの歌」というタイトルで映画化されています。

noname#255857
noname#255857
回答No.1

私は全然解りませんが、参考URL先の一番上の文章がヒントになるかも? ドラマ化の再ノベル化とか?

参考URL:
http://koji128.web.fc2.com/tv/aruhi/watasiha.html
1buthi
質問者

お礼

ご親切、ありがとうございました。 ドラマ化によってタイトルを変え、今回の件では人物名も変えて再執筆というのは興味深いです。 ところで「ある日わたしは」はずいぶん古い時代にすでにそのまま映画化され、ご紹介のドラマの「ある日わたしは」は別物のようです。 この件の石坂氏の場合はドラマ化や映画化によって再執筆しているわけではなさそうなのでどんな事情があったのかどうもわかりません。 そしてファンの方には申し訳ないのですがこの小説は「青い山脈」「若い人」などより地味な内容でどうしても再執筆したい程の作品ではないと思いますのでますます謎です。

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