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「通暁」という言葉

この言葉には、全く異なる二つの意味があります。 なぜでしょうか? 1、徹夜(すること) 2、熟知していること

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noname#233823
noname#233823
回答No.1

「通暁」の基本的な意味が「徹夜」だとすると、たとえ比喩だとしても「熟知」には全く結びつきませんよね。これは「通」と「暁」に分解してみて、「暁」の一文字に二つの意味があって、意味が二つに分かれているからです。「通」はどちらにも共通の意味です。 「暁」は基本的な意味である「夜明け」があります。ここから「通暁」が「夜明けに通じる」ということになり、夜を通して明け方に至る、つまり「徹夜」といった意味になります。 「暁」のもう一つの意味は「はっきり悟ること」です。これは「夜明け」を比喩的に使ったものと考えて差し支えありません。「悟る」は「理解する」と言い換えてよく、「通暁」で「はっきりとした理解に通じる/至っている」となることから、「熟知」「精通」といった意味になってきます。

gesui3
質問者

お礼

わかりました。 大きな漢和辞典では、「暁知」などという熟語を挙げて、「さとす」意味合いがある、などともありました。 悟、諭す。こういう意味合いも「暁」にはあったのですね。 漢字の多義性の為せる業です。 余談:ベストアンサー率100%というのを初めて見ました。すごいですね。

その他の回答 (1)

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.2

動詞「通」が(1)知るか、(2)届くか、(3)徹するか、それに「暁」が動詞なのか名詞なのか、その組み合わせで熟語の意味が異なってきます。 「通暁」は第一に類似の動詞の熟語として、「通(良く知っている;精通・食通)」+「暁(明らかになる・さとる・さとす・理解する;暁達)」で「2、熟知する」意味を持ちます。 次に動詞の「通(つながる・届く・達する;通電・流通)」+名詞「暁(あかつき・夜明け)」で「払暁・破暁(暁に達する・夜明け・曙)」となります。 そのことから、更に動詞の「通(貫く・通す・徹する;貫通・通年・通夜)」+名詞「暁(あかつき・夜明け)」ともなって、広く「1、徹夜」の意味にも通じるようになります。

gesui3
質問者

お礼

詳しくありがとうございました。

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