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カミオカンデは東京大学以外でも作れたか?
カミオカンデやスーパーカミオカンデは、 小柴昌俊博士が東京大学の教授だったから予算が取れて作ることが出来たのでしょうか? もし小柴昌俊博士が京都大学、東北大学、その他の東京大学以外の大学の人だったら、カミオカンデ、スーパーカミオカンデは作ることが出来なかったでしょうか?
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- hue2011
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この話は、たとえば朝永振一郎博士だったら予算はおりなかったろうという話でしょうか。京大出身で東京教育大学(現つくば大学)の学長にすぎない人間が何を言っても予算を出さないと? こんなもん、たかがノーベル賞受賞者であって東大も出ていないじゃないか。 この話は、そもそも国家予算を出すというシステムのことを知らなすぎます。 東大系が予算を引き出しやすいとかそういうことは確かにあり得ます。有象無象の研究者だったらね。学者が2人予算くれといってきて、方法が東大だったらそちらには予算だすけど、もうひとりが在野研究者だったら出さんでしょう。それはその予算を運用するチームが信用できるかどうかということにつきます。在野研究者にはきっちりした組織だった仲間がいるとは限らない。 研究費は個人に出すのではなく、小柴研究室に出すんです。 そもそも、カミオカンデというのは、小柴さんがただひとりで妄言を吐いてそれにお金が出たわけじゃないんですよ。学会なんかでいろいろ話していることに興味を持ち共感を持っているひとたちがたくさん後押しをしたんです。実現できるかどうか議論し、できるのはだれだろうと考えて、やっぱ小柴さんだろう、と推薦をし、筆頭にたてて、何十人もの物理学者が支持したんです。そのなかには偏差値30の大学にいる教授もいたかもしれない。 そういうことを想像しないで、単純にたった一人の小柴という人物が東大教授だからどっさり予算を出したと考えるほうがおかしい。なぜならそれだけのお金を出して万が一当人が事故死でもしたらその予算はどうなるんですか。 小柴チームであり、小柴グループであるひとつの研究集団にお金がでたんですよ。
- バサザード(@BASAZARD)
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予算を出す人間に対する説得力が事業計画の中身なのか学歴含めた肩書きなのかということですが、そのような最先端レベルの研究の採否を後者で判断するような国であれば、そこで逃したアイデアなり技術が他国に流れるわけです。 いくらなんでもそんなことは無かろう、と思いたいものですね。
- fujic-1990
- ベストアンサー率55% (4505/8062)
そうですね、東京大学のネームバリューや、旧大蔵省以来の財務省系組織の東京大学閥はすごいそうです。もちろん、東大卒の官僚に尋ねれば、「そんなことないよぉ、何時の時代の話をしているんだか」とか言われるでしょうが。 田中角栄さんなどは、大蔵大臣になったとき「君は何年卒かね?」としか聞かなかったそうです。東京大学出身なのは当たり前だったから。 なので、東京大学卒の人が主導した計画でなければ、予算は下りず、従ってカミオカンデなどは実行不可能だったと、私は思います。