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何の幼虫でしょうか?

写真の虫は、何の幼虫でしょうか? 8月26日に、札幌市近郊の森林公園で撮影しました。シラカバの幹を這っていました。直感的にはアゲハチョウの仲間の幼虫ではないかと???

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回答No.1

画像の印象から「シロシャチホコ (Cnethodonta japonica Sugi, 1980)」の幼虫で間違い無いと思います。ただ図鑑によると分布は本州以南までとなっていますが、まあこれは図鑑あるあるで学術的に確定していないだけで、元々、山間部の高地などの冷涼な気候を好む種なので近年は北海道まで分布を広げているのだろうと思われます。 # シャチホコガの幼虫 初めて見た人は誰しもビックリする奇怪なその姿に新種?!突然変異!??~と驚く外見をしてますが、割と日本全国に普通に生息している一般的なガの仲間です。この画像は通常時のフォーマルな姿勢ですが、人などに遭遇して身の危険を感じた際には全身を海老反りに持ち上げて手足を大きく開いて威嚇ポーズを取る様がよく映画『エイリアン』の "フェイスハガー" や『プレデター』の素顔に例えられます。 - 参考画像 https://www.google.com/search?tbm=isch&q=%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%81%E3%83%9B%E3%82%B3%E3%82%AC%E3%81%AE%E5%B9%BC%E8%99%AB 日本国内にはシャチホコガの仲間は40種ほどいますが、この様な奇怪な姿をした幼虫になるのはその内の10種ほどです。またその大きな手足と異形の姿から「毒がある」とか「肉食性」とか思われがちですが、至って大人しい性質で他のアオムシなどと同じく草木の葉っぱのみを食べます。 また成虫のガになるとほとんどの種は全くエサを食べる事なく、ただ交尾をして産卵を終えたら死んでいくだけの、何とも物悲しい習性の昆虫です。 P.S. ネットの画像検索などで以下の様にシロシャチホコの幼虫を誤って「バイバラシロシャチホコの幼虫」と紹介しているモノが散見されますが、これらは明確に誤りです。 - https://goo.gl/images/r5UKAu 「バイバラシロシャチホコ (Cnethodonta grisescens grisescens Staudinger, 1887)」の幼虫は全体的に灰褐色の地味な色味をしており、この画像の様な黄緑色の体色の背筋中央にアズキ色の筋模様が走っているのがシロシャチホコの幼虫の特徴です。 - 参考リンク https://blogs.yahoo.co.jp/ho4ta214/34744162.html

noname#238475
質問者

お礼

ありがとうございました。 「幼虫」にまで手を出したり、首を突っ込んだりする気は無いのですが、あまりにも美しいので、ついついカメラに納めてしまいました。「醜いアヒルの子」の逆パターンですね。 私の持っている図鑑にも「シロシャチホコ」は掲載されていませんが、ネットで調べると、 【幼虫食餌植物】 カバノキ科:アカシデ、イヌシデ、クマシデ、サワシバ、ツノハシバミ、アサダ、ミズメ、シラカンバ、 となっていますので、間違いないと思います。 それにしても、「直感的にはアゲハチョウの仲間の幼虫ではないかと???」なんて、言わない方が良かったかも……。(T_T)(T_T)(T_T)

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