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中古マンションの仲介に関する問い合わせの対応について
- 中古マンションを購入するために不動産屋Aを訪れ、紹介を受けたもののピンと来るものがなかったため、探してもらうことになった。
- インターネットで違う部屋を見つけたため、不動産屋Aに連絡をしたが、商談中で内覧できないと言われた。
- その後、不動産屋Bに連絡を取ると内覧できるとの回答を受けたが、不動産屋Aからはまだ連絡が来ていない。Bが囲い込みをしているのか気になる。
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家榎本 佳納子(@emlabo) 不動産コンサルタント
こんにちは。不動産エージェントの榎本佳納子です。 私の経験した範囲でご回答させていただきます。 まず、「1週間たっても相変わらずその物件は残っている」とありますが、一般的に不動産取引は決済日(物件引き渡し日)まで何が起こるか分かりません。殆どの方が住宅ローンを利用して物件を購入されますので、契約後でもお話がダメになってしまう場合が多々あります。 無事に引き渡しが終わった後に、ポータルサイト、HPやレインズ(不動産屋だけが閲覧できる物件情報サイト)から物件情報をさげるため、契約後でもポータルサイト等に載ってしまっている場合があります。 また、「問い合わせている順としてはA経由の客が優先になると思うのですが」とありますが、不動産業者は毎日のように問い合わせがありますので、問い合わせの順番等はあまり意識していないように思います。私の経験でも、商談破談になった場合は連絡をくれるよう伝えていたはずでしたが、電話をもらえなかった事は何度かありました。 不動産業界の囲い込みに関してですが、会社全体として“囲い込みを禁止”している場合でも、担当者レベルで“囲い込み”をしている場合は、会社自体も把握していないケースがあります。また、その物件の担当者しか現在の詳しい状況が分からず、大手不動産会社でも社内全体で共有していないこともあります。 もし、不動産屋Bが専属媒介、専任媒介(*1)を物件オーナーとむすばれている場合は、やはり不動産屋Bが現在の状況を一番把握していると言えます。 ただし、不動産取引をする上では、不動産エージェントとの絶対的な信頼関係が必要です。信用できるエージェントを見つける事が、不動産取引をするうえで非常に重要なことだと思います。 買主側が直接、売主や売主側業者と話すことはなく、常にエージェントを介してになるので、単なる仲介ではなく、あなたの代理人として、しっかりと話をしてくれる人をエージェントとして選んでください。 信頼をおいている不動産屋Aに不動産屋Bから内見できると言われた旨を伝えて、再度、不動産屋Aから内見のセッティングをしていただくのはいかがでしょうか。 また、もし、不動産屋Aからは紹介できないと言われた場合は、不動産屋Bに物件を見せてもらってはいかがでしょう。気になっている物件がある場合、是非、内見することをオススメいたします。 実際はそんなに魅力的でない物件の場合でも、見れない物件または内見できなかった物件はずっと気になってしまうものですので。 相談者様が素敵な住まいと出逢われる事を心から願っております。 少しでもお役に立てば、幸いです。 *1・・・専属媒介、専任媒介について 不動産会社1社だけに仲介を依頼する媒介契約です。契約を結ぶと他の不動産会社に仲介を依頼することはできません。また、専属専任の場合、不動産会社が見つけた売却先としか取り引きすることができません。(自分で買い手をみつけることができません)
榎本 佳納子(@emlabo) プロフィール
OKWAVEをご利用の皆様はじめまして 不動産エージェントの榎本佳納子です。 このたびは、当プロフィールをご覧いただき、誠にありがとうございます。 神谷町で完全会員制の不動産会社を営んでおり...
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お礼
詳しいご回答ありがとうございます。 意識的ではないにせよ、個人レベルでそういう営業をしている事は良くあるみたいですね。 Aに確認した上で、ダメならBにとりあえず内覧させてもらおうと思います。 ありがとうございました。