• 締切済み

固有名詞でしか見ない漢字

大阪の阪のように、固有名詞でしか見ることのない感じはどのような理由で生まれたのでしょうか。個人的には他に松阪とか阪本のように地名、人名でしか見たことがありません。 上に挙げたのは一例です。私の名前も実はそうなのですが、こちらは伏せさせていただきます。

みんなの回答

  • Postizos
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回答No.6

大阪は古くは大坂と書いていて「おさか」「おざか」と発音していたとのことです。それが阪の字を使うようになった理由ですが、 ・為政者の験担ぎ ・もともと異体字だから両方使われていた ・いつのまにか などの説があります。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%98%AA ですが阪に変更あるいは統一されたのは江戸から明治時代と考えていいでしょう。 理由としては ・活版印刷の導入普及で活字を多く用意しなければいけないから同じ読み・意味の漢字(異体字)を併用するのが非合理になった。(同じ理由でひらがなも1音1種に自然に絞られるようになり、ひらがなの異体字は「変体仮名」となりました)。 で阪の字の一般での使用が衰退した。 ・地名でしか使われない漢字が含まれていれば地名であることがすぐに認識できるという利便性がある。人名にも人名でしかほとんど使われない字がよく見かけられます。 ・同名の地名・人名が少なからずあり、区別の必要が高い場合。 ・固有名詞であるから字は変えるべきでないという思想。(人名でこだわるのと同じ) 物に名前をつけるという言葉の原理的な事からもこの考えには合理性があります。 ・行政や公文書の都合 ・為政者や不動産屋、住民による佳字・吉字への置き換え(イメージを変える) が考えられます。 http://hamarepo.com/story.php?story_id=1943 http://feynmanino.watson.jp/9296_koinokubo.html (ちょっと違うかもしれませんが「雑司が谷」などは「雑司ヶ谷」「雑司ケ谷」と書いても自由だと行政は決めています。) 中華の辞典、坂の異体字とあります http://www.zdic.net/z/27/js/962A.htm 坂を説文解字で見ると部首「阜」に属していてどうも阪の字の方が古そうです。 http://www.zdic.net/z/17/sw/5742.htm

回答No.5

旧字体・異体字の、四條畷市、龍ケ崎、塩竈市、餘部、鹿嶋市など。 あと、潟茨栃阜熊崎湘媛釧など。

回答No.4

「坂」は、坂道という言葉があるように人が通る道、 「阪」は山や丘の斜面を表します。 現在は人名や地名以外で使うことはありませんが、元は普通の文字でした。 その他の文字(地名・人名に限らずですが)については、 (1)「阪」のように、古代の中国から伝わった文字、 (2)元の漢字を日本で作り変えた文字、 (3)日本で独自に作った漢字、 に分かれると思います。 (2)は点や線があったりなかったり、長さや向きが違ったりなど多数あります。 (3)は「辻」「峠」などはよく知られていますが、「笹」「畑」「栃」「榊」なども入ります。

回答No.3

「生まれた」という表現が引っかかっているのですが,中国原産の漢字としては大昔から存在します。日本人が勝手に作った字ではありません。 都道府県名で珍しい漢字といえば,岐阜県の「阜」。字義は「土の山」。いまはそのまんま「土の山」といえばいいので,わざわざ「阜」を使うことはなく,【固有名詞だから残っている】のでしょう。中国語ですらも「阜」は文語です。 愛媛の「媛」の字義は「美女」。これもそのまんま「美女」といえばいいです。これも中国語でも文語です。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.2

 #1です。補足です。 >>どういういきさつでその漢字が生まれたのか、それを知りたいのです。  地名には「ニュータウン」のように外国語で最近つけたものを除き、昔からあるもので、その一部に漢字を当てるようになったものです。  その一部は、政令で、特に一字は二字に改め、普通の文字はめでたい文字に直すことになりました。  「浮」が「有喜」に、「木部」が「吉部」になるのは、このためです。  『風土記』などに多くの地名伝説が書かれているのは、在来の地名に当てた漢字が最初にあったと勘違いして、その説明をしようとしたためです。  下記などをご参照ください。  https://folklore2017.com/050430.htm

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.1

 大阪の阪のように、固有名詞でしか見ることのない感じはどのような理由で生まれたのでしょうか。  1946年11月に、当用漢字が制定され、日本を占領したアメリカの圧力で、漢字全廃を目指し、埼・阪・熊・茨・阜・鹿・奈・梨・媛・栃などの地名の漢字が使えなくなります。  他にも下記のような例があります。  https://matome.naver.jp/odai/2131743796931665501  下記にこの「当用漢字」が崩れる様子が書いてあります。  http://morinokobito77.hatenablog.com/entry/2017/11/22/121501  その結果、使える漢字が増え、1981年に「常用漢字」が制定されました。  その人為的な操作に打ち勝った習慣の成果が大阪の「阪」であり三鷹の「鷹」であり、読み方としては葛飾に「カツシカ」があります。

tzd78886
質問者

お礼

それは、「使われている理由」ですね。そうではなく、どういういきさつでその漢字が生まれたのか、それを知りたいのです。