- 締切済み
途上国では再エネは電力会社になぜ受け入れらる
日本では再エネは電力線容量が足りないとか、電力品質が悪いとか言って なかなか受け入れが難しくFIT(全量買取制度)でようやく動かしている のが現状です。しかし世界では再エネの比率はどんどん増えています。 途上国では我国の電力会社と違って、きっと再エネの電気を無駄にしていないと 思われます。どうやって品質が悪く値段の高い再エネを使いこなしているのでしょうか。海外電力事情にお詳しい方にご回答をお願いいたします。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
みんなの回答
- nagata2017
- ベストアンサー率33% (6880/20346)
太陽熱発電は 設備のコストが低い そして発電効率は 「変換効率でも利点が2つある。まず、極端な高温にさらされる土地では太陽電池の変換効率が寒冷地と比べて下がってしまう。次にシリコン太陽電池は例え品質の高い単結晶を使ったとしても変換効率を30%よりも高めることはできない。しかし、集光型太陽熱発電は違う。太陽光を熱に変える効率は100%に近く、太陽熱を利用した熱機関の効率は最大40%以上にできる。つまり理想的な条件であれば、集光型太陽熱発電は効率40%を超えるということだ。」 太陽熱は 発電方法にいくつもの種類があります。 最新のは 離島などで使える小型 スターリングエンジンで発電するもの これは理論上は60%の効率 2008年の試作品で31% 現在の予備的試算で45% 太陽光のほうも効率を上げる研究は進められています。 III-V族太陽電池は セルで37.9% モジュールで31.7% コストを下げる方では塗るだけという太陽電池 効率は低いけど コストが格段に低い。 5月6月には発電力はピークに達するけど 太陽光では 需要がない時間にピークがくる。 太陽熱は 太陽光がない時間帯に発電できる。
- nagata2017
- ベストアンサー率33% (6880/20346)
- eroero4649
- ベストアンサー率32% (11077/34523)
>日本では再エネは電力線容量が足りないとか、電力品質が悪いとか言って なかなか受け入れが難しく 私が原発絡みの回答をすると速攻で「そう思う」がマイナスになるのですが・笑、その話じたいが日本の原発業界の陰謀なのですよ。 まず、電力線容量については現状で多くて20%程度しか使われていないと、京都大学の安田陽、山家公雄特任教授が指摘しています。 もちろん、これに反論する人たちは少なからず存在しているのですが、その人たちの意見を分析していくと、その人たちが主張しているのは「再生可能エネルギーは不安定で役に立たず、あんなものに頼ったら停電が頻発する」となります。 そして彼らが最終的になにをいいたいのかというと「だから原発が必要なのです」という結論に至ります。 ちなみに東京電力が所有する原子力発電所は福島第一原発、福島第二原発、柏崎刈羽原発の三か所ですが、ご存知の通り福島の第一、第二原発は震災でああいうことになり(第二は放射能漏れ事故は起こしていませんが、そのまま廃炉になる方針です)、柏崎刈羽原発は全機稼働停止中となっております。 ですから間違いなく日本で最も電力を消費しているであろう東京は原発ゼロの状況で電力供給されています。そういえば、震災直後は中部電力などから電力供給を受けていたけれど、今はどうなっているのかしら。 「原発がないと停電が頻発する」はずなのに、原発がまったく稼働していない今の状況で停電が起きていないのは不思議な話であります。 再生可能エネルギーの発電所をあえていちいち作らなくても、東京の電力供給って賄えるんですよ。京浜工業地帯、京葉工業地域、鹿島臨海工業地域には大型工場がいくつもあります。これらの大工場は災害などで電力が停止した場合に備えて、自分の工場をなんとかするくらいの規模の発電所を持っているのです。だけど普段使いは東京電力から買ったほうが安いのであまり使うことはありません。いつどのくらい電力が必要なのかは過去のデータで分かっているので、ピーク時には東京電力は足りない分はそれらの発電所から一時的に購入すればいいのですよ。実際に東京ガスは電力事業にもっと参戦したいとはっきり明言していますし、菅直人政権のときに売電事業を始める流れになっていたのですが、自民党政権どころか野田政権になった時点で日本は原発路線に回帰したのでそれはポシャってしまいました。 世界中で、原子力発電なんていう時代遅れの発電方法にこだわっているのは日本だけなんですけどね~。
補足
早速のご回答感謝致します。エネルギー問題に関しては何も大騒ぎしなくても良く、再エネの大量導入も原発再稼働も必要ない。現状で我国のエネルギー事情は安泰です・・・というふうにも聞こえるご発言でしょうか。 コメントはよく理解できます。高価な再エネ投資で電気代を上げなくても 良いし、地震列島にどうしても原発の再稼働しなくても日本は火力。水力などで十分現にやって言ってるではありませんかということですね。 一方でお国の方針はできるだけ原発に頼らず2050年には再エネを80%にまで引き上げるという方針です。今度のエネルギー基本法に再エネがどう盛り込まれるかw借りませんが、少なくともエネルギー安全保障の観点から 議論が進むのは確かなことだからです。エネルギーは常に戦争の火種であり 現在の宗教戦争を除くと殆どの地域紛争や国家間のもめごとは資源エネルギーの確保に端を発するものが主流です。北朝鮮も油を止めればたちまち 国の経済・国民生活は成り立たなくなるでしょう。体制維持にはエネルギーが必要です。我国のエネルギー安全保障の問題と気候変動の問題(パリ協定)が再生可能エネルギーの導入を余儀なくしていることはお分かりだと 思います。政策間違いだと言われるかもしれませんが世界の国連加盟国が 全会一致で温暖化対策に取り込もうということになったわけです。当全日本も条約に批准しました。安全保障とパリ協定の二つの課題が再エネ促進の 原動力になっているのです。いわば地球的問題と戦争回避の問題と言えるかもしれません。もちろん罰則なしですが、我国の再エネ導入は先進国でも 2週遅れと言われています。もしかすれば途上国より遅れているかもしれません。様々な利権が絡んでいるからと言う意見もありますが、そもそも技術的に可能なのかという素朴な疑問があります。なぜならバックアップ電源という二重投資、美しい日本の景観(環境)破壊、洋上風力の重さと価格、産業競争力、必要な土地面積、漁業共存などを考えると、なかなか答えがでない方程式を解く必要を感じます。しかし再生可能エネルギーは間違いなく持続可能社会の一要素でありなんとか答えを見つける必要性を感じます。ヨーロッパの失敗にもめげず彼らは北海の風力エネルギーの活用でなんとかなると考え、アジア、中東、アフリカなどの途上国は原料が不要なため、自国のエネルギーとして位置づけ、その導入促進を先進国の技術を借りながら進めようとしています。それでなんとか使いこなしているように感じます(証拠はありません)。日本はお手本になるべきなのになかなか決定打がありません。このままでは多分2030年度の目標は相当言い訳がましい歪んだ形での結果に終わると思います。海外のアグレッシブな考え方をぜひお聞きしたいと思って質問しました。再度のご回答に期待します。念の為に申し上げますが私には全く妙な色はついておりません。我国の持続的発展を願う一国民です。
急に電気が止まるのが当たり前という中で生活しているんです。 あなたは、突然電気が止まる環境で暮らせますか? なんの前触れもなく、電気が止まるということは、信号機、パソコン、TV、冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどが、前触れもなく突然停止します。 そう言った電源供給状態ですから、突然、電気が止まっても、誰も文句も言いません。 それだけの話です。 パソコンは、止まっても良いと考えて使っているか、無停電原電装置を個人で購入して使っています。 冷凍庫など、電気があてにならないため温度が保てなくなるので、冷凍食品などはもともと買っておく人も少ないです。 電気が止まらないのが当たり前の中で生活している人と、とまるのがあたりまえというなかで生活している人の差でしょうね。 再エネや原子力撤廃と言いながら、ドイツでは、フランスから原子力発電所の電力を買わないと、電源需要がまかなえなかったりしています。 再エネも、風力発電は広大な平らな地形では、安定した風が吹きますが、日本の様な山が多い場所では、風が色々なところに当たってしまうので、吹いたり止まったり強風になったりということを繰り返すため、安定ができません。 太陽光も上を雲が通り過ぎれば、一気に出力が8割など減ります。 それに対応できる余力って、余分に発電していること。しかないんです。 つまりあなたが思っている以上に、火力などで発電しているから止まらずに済むというだけの話なんですよ。 また、太陽光発電などは、太陽光発電を設置するために、山の斜面に生えている木を切り倒して、山を削って作ります。 そのために、山の保水力や土を止めておく力が落ちて、山崩れという環境災害が発生しているところもあります。
補足
ご回答ありがとうございます。名古屋で全市の停電を経験したことがありますがホテルを出て帰るまでの恐ろしかったこと。タクシーで真っ暗な交差点を渡る怖さは今も忘れません。停電はもはや日本では起こしてはいけませんね。しかし自然災害は容赦なくやってきます。懐中電灯位が自衛策です。 ドイツの例はいろいろ批判的に書かれていますがヨーロッパは全般的に実験段階ですね。ドイツは理念の国、それにEU圏の国際グリッド網は反作用も ありますが再エネを十分吸収できる容量があると聞いています。よその国に 迷惑をかけながら(笑)。日本は二重の苦しみでくし型グリッドの問題と再エネ生産地と産業地域間の距離の問題で再エネの品質問題以上に課題を抱えています。これからどんな戦略を採るのか楽しみです。ここでお聞きしているのは途上国がどんな戦略を立てようとしているのかということです。 先進国でさえむつかしい問題なのに次々とプロジェクトや設備投資が立ち上がっていくのが不思議と思い質問させていただきました。近代工業を起こすにはやはり電力品質が問われます。しかしnagataさまが言われるように普通の市民が生活を営む上に必要な電気なら再エネでも全然問題ないような気がします。文化の質や教育水準も随分向上することでしょう。問題は再エネ を導入する政府筋がそれくらいでいいと思っていないということです。多分 近代工業を起こし先進国に追いつこうとする手段として再エネが十分だと 思っていることではないかと思います。ここは受注会社に考えがあるのかも 知れませんが私にはわかりません。もう一度お尋ねします。発展途上国は どうやって大量の不安定な再エネを産業近代化に利用しようとしているのでしょうか。大量の蓄電池の導入や揚水発電所の同時導入を考えているのでしょうか。それとも殆ど考えられませんが広域のスマートグリッドで再エネ 吸収を模索しているのでしょうか。再度のコメントをお願いします。
- nagata2017
- ベストアンサー率33% (6880/20346)
水力発電所 火力発電所 などは 巨大資本が必要です。 原発はさらに大きな資本が必要です。 それに比べて再エネは 少資本でできます。 質が悪いとは 送電のインフラがないとか 需要を満たす必要量がないということでしょうか。 あるだけしか使わない。 太陽と共に暮らす。日が昇れば起きて活動し 日が沈むと活動を停止して休む。 太陽電池の設置場所に 携帯の充電設備があるので そこまで行く。 (電気のあるところに自分のほうが行く) 放牧民族(移動生活)も携帯を持っているようです。
補足
やはり人間はおっしゃるような牧歌的な余裕のある生活を送るのがいいのかも知れません。私の質問はもう少し発展した途上国のつもりだったのです。 例えば東南アジア、中東、中国などでしょうか。3月5日の日経新聞に日揮がベトナムで5万kWの太陽光発電所の受注が報道されていました。11月納入のホットな話題です。同じ記事に2030年までに1200万kWが計画されており引き合いが目白押しとあります。日射量も多く日本より大きな利用率が期待されます。中国は途上国と部分と先進国の部分が同居していますが、内陸部ではご指摘のような生活もあるのかも知れません。しかし驚きはやはりサウジにソフトバンクからと公的資金が入り200GW規模の太陽光発電事業が始まる3月28日のニュースが報道されたことです。200GWというのはご承知のように原発で言うと200機に相当します。サウジは山も少なく日本のような揚水発電で電気を貯めることも難しいのではと思います。お金があるから何でもできるといえばそれまでですが、やはり凄い再生可能エネルギーを使いこなすものだなあと感心させられます。このレベルは放牧民族のイメーじを超えていると思います。蓄電、送電などどうするのでしょうね。
補足
ありがとうございました。 確かに時間差が有り上手く組み合わせればいいかも知れませんね。ところで 効率はどれくらいですか。太陽光発電と比較することに意味があるかも含めてお願いいします。