光が重力中心に向け曲げられるって在り得るの?2
光が重力中心に向け曲げられるって在り得るの?2
「1919年5月29日の皆既日食の日に、太陽の陰に隠れて見えないはずの金星が、太陽の引力で光が曲げられ、アインシュタインの予言通りに実際に観測され大騒ぎになった」という話はご存じだと思います。
太陽の光が金星に反射し、太陽の中心から外向きに進む光が、内向きに曲げられ観測された結果です。
光の挙動は、一般に次のような前提で説明されているようです。
「光は重力の及ぼす作用を引力としてだけ受け、引力の中心に向けて曲げられ、加速しない」
もし、その前提が正しいのなら、「光は重力の中心に曲げられ、加速しない」ことになります。
ひとたび太陽に近づいた金星の光は、重力の中心向けに進路を換え続け、二度と重力の中心から遠ざかることなく、最終的に重力源に降着するはずです。
でも実際には、金星の光は地上で観測されていますから、前提に間違があります。
「太陽の中心から外向きに進む光が、内向きに曲げられ観測された」としか言えないと思います。
概念図の重力源(太陽)の半径を座標(X,Y,Z)=0にまで縮小した場合、観測者と一直線上に前後に並ぶ2つの天体の、真後ろの天体を観測することが可能です。
光が、重力の中心に向け曲がるとすると、そもそも、その天体の光が、地球に届かないでしょ?
そして、天体の放つ、異なる方向の光を、4つ以上集めないとアインシュタインクロスの5つの像は不可能でしょ?
光が重力中心に向け曲げられるって在り得るのでしょうか。