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水素と窒素の焼鈍で磁気特性は変わりますか?

NiとFeの合金線を使って巻線抵抗を造る仕事をしております。 訳あってこれまで納入していた伸線メーカーから別メーカーに変更したいのですが、それに伴い焼鈍中のガス雰囲気が窒素から水素に変わります。 水素雰囲気では磁気特性が良くなるとの書き込みをネット上で確認しました。 巻線なのでインダクタンスが発生しますが、水素雰囲気で焼鈍されたサンプルを入手して評価していると、初透磁率は変わっていないようで、ほぼ同じレベルのインダクタンスとなりました。 そのインダクタンスは熱を掛ける信頼性試験を実施すると常温に戻しても数%程度上昇した状態で落ち着くことが分かっていますが、その後の挙動で大きな違いがありました。 ・窒素雰囲気:数%インダクタンスが上昇したまま安定 ・水素雰囲気:数%インダクタンスが上昇した後、数日をかけて徐々に低下 という挙動でした。 ?この違いについて何故そのような違いが生じるのか ?水素雰囲気でも対応できる方法について ご教授願います。 宜しくお願いします。

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.2

>>・窒素雰囲気:数%インダクタンスが上昇したまま安定 >>・水素雰囲気:数%インダクタンスが上昇した後、数日をかけて徐々に低下 電荷と大きさの違い http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E7%B4%A0 周期表を眺めてればわかると思う

noname#230359
noname#230359
回答No.1

磁気回路の構造を度外視して、水素か窒素かという議論に結論づけるのは 危険と思います。 製造なさっている巻線抵抗器の用途は、直流をかけて使う用途か、交流(高 周波成分を含む)で使う用途のいずれでしょうか? ご質問に記載されている内容だけでは、周波数特性がどの程度の重要性を もつか、定量的に把握することが困難です。 インダクタンスの変化は、抵抗線の物性の変化だけで説明できるかもしれま せんが、抵抗線を取り囲む構造によって変化する可能性があります。 また、用途によっては、直流抵抗が重要であって、高周波に対する挙動≒ インダクタンスの変化には、相当の許容幅があることもあります。 利用する側による要求仕様をもう少しリアルにすれば、物性的な理屈が 分からなくても対処する普段は見いだせそうに思います。

noname#230358
質問者

お礼

ohkawa様 回答ありがとうございます。 用途としては交流となります。 インダクタンス成分(周波数特性)は重要な位置づけであり、熱履歴をかけた後の変化も見越したところで製品スペックを設定しております。 仕様的な部分は既に固定されており、現状変更不可であるため悩んでおります。 抵抗線の母材自体は同じもの(同じ製造メーカー)を使用しており、それを変更前後の伸線メーカーに供給する形を取っております。 母材ロットが数ロット変わっても先に記した挙動を示しますので、あくまでも窒素と水素だけの変化点だと考えております。(焼鈍条件は同じにして貰っております) 基本的な製造条件・測定環境等ベースとなるところは同じです。 お忙しいところ申し訳ありませんが、引き続きお知恵をご教授頂ければ幸いです。

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