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SCM420H ESR材とSCM420H SI材の違いとは?
- SCM420H ESR材とSCM420H SI材は特殊鋼の略称であり、どちらも同じ材料であるが、製造方法が異なる。
- SCM420H ESR材はESR(Electro Slag Remelting)という製造方法を用いて作られており、高い純度と均一性を持つ特長がある。
- 一方、SCM420H SI材はインダクション加熱による溶解と真空抽出を経て作られており、微細な組織と良好な加工性を持つ特徴がある。
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>SCM420H SI http://www.sanyo-steel.co.jp/technology/pdf/13_08.pdf 超高清浄度SP鋼 山陽特殊製鋼 こんなのは引掛かるが SI は?、、、 回答(1)さん出処を明確にすべき。 清浄鋼は金型用鋼なら元々小口売りが普通なので入手可能だが、SCM420H ESR は自動車部品等の大口が主なはずで、小口で売ってくれるかどうか知りません。 清浄鋼の名どおり、酸化物(鉄、アルミ、マグネシウム・・・)のゴミが少ない鋼。 ゴミはボイドになって存在し、圧延するとその方向に引延ばされた形を呈する。 これがあるとクラックのキッカケになるから疲れ強さが低下し、時にはシャルピー値まで下げてしまう。 プラスチック金型は、鏡面にミガキ上げるのが普通だが、最終工程なのでボイドが発覚すると前工程までの苦労が水の泡。。。。。 故に鏡面のレベルが厳しいものは清浄鋼、超清浄鋼を使う。 加工では切削はボイドを埋込んでしまうので事前発見しにくい。放電加工のほうが見付けやすい。 訂正 清浄鋼 → 高清浄鋼
専門家ではないので、誤りがあるかも知れませんが、ネットの記事から抜粋 し、記載します。SCM420H ESR材はエレクトロスラグ溶解材で特殊な高炉で 生成します(真空脱ガス処理)。特徴としては酸化介在物を減らして清浄な 鋼材が得られるので、信頼度が高いため高級な軸受等に利用されます。 SCM420H SI材は高強度肌焼鋼で、この鋼はB添加により衝撃強度を大幅に向 上させ、かつTi添加により鋼中に微細なTiCを分散させ、さらにSi 添加により浸炭時に生成する粒界酸化層深さを浅くしたので焼戻軟化抵抗性 に優れている。これは特許が提示されているようです。いずれも耐衝撃性を 高めた材料と思われます。