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S45CとSCM435で焼き入れしない場合の特徴の違い
- S45CとSCM435は焼き入れをしない場合、強度や粘性などの特徴が異なる。
- 焼き入れをしない場合、S45CとSCM435の特性が変化し、材料の性能に影響を与える。
- S45CとSCM435の焼き入れをしない場合、強度や耐熱性などの面で異なる結果が生じる。
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> S45CとSCM435で焼き入れをしない場合の特徴の違いを教えてください ですが、“S45CとSCM435で焼き入れをしない場合”とは何でしょうか? 一般的には、“焼き入れ/焼き戻し”して使用します。 SS400より高価な材料となり、“焼き入れ/焼き戻し”により高強度材となり使用する からです。 また、S45CとSCM435の材料は最初から“焼き入れ/焼き戻し”した丸H材として販売 されていて、加工も超鋼チップ等可能です。 以上のような内容もあり、前回答者さん達が“漠然”と感じているのでしょう。 さて、強度のURLや“丸H材”のURLを添付しておきます。 (粘性は、材料の粘りの事でしょうか?) 焼き入れをしないは、局焼きや高周波焼き入れ(焼き入れのみ)ではないと判断しました。 それで良いのでしょう。 素材のまま物、焼き入れ焼き戻し(調質材)にて材料製作している物、加工後工場にて 焼き入れ焼き戻しした物、加工後工場にて局焼き(焼き入れのみ)した物がありますが、 この手の鋼材では、硬度換算表の硬度⇔引張強度にて簡単な強度確認はできます。 硬度換算表は、 http://www.khkgears.co.jp/gear_technology/gear_reference/KHK486.html を参照。
もともと熱処理していない場合の強度ですから保証も何もないですが、単に違いを知りたい(例えば加工のため等)のであれば、20を足せばいいです。S45Cなら、45+20=65kg/mm2、SCM435なら、35+20=55kg/mm2(下二桁を見る)ということになります。結構正確ですよ。 粘り、延性(引張ったときの伸び)は、焼きなまし状態では、どのみち30%以上ありますが、あえて言えば、強度が高い方が粘りが少なくなるという程度でしょうか。 まあ、ボルト、ナットなどのように、素材を鍛造したり切削加工したりして、そのあと焼入れ焼戻しして使用することは多いので、そういう加工性のための材料特性が欲しいこともありますよね。そういう気持ちで回答しました。
回答(1)の主旨も紹介サイトも全く同じことを考えてました。 ネットで安直にデータ引張り出せるが危険性もあり、典型例で私も引いていた某材料屋サイトが閉鎖されたことを歓迎する声もあります。 面倒でも基本から入られることを強く奨めます。 熱処理の基本としては、 不二越技報 知りたい材料・熱処理講座1~6 http://www.nachi-fujikoshi.co.jp/tec/pdf_vol.html#vol6 本になってるので出来れば購入を奨めます。 こんなパーツ、どの材料(熱処理)を選べば良いの? のヒントには、ミスミ・FAメカニカルのカタログが役立ちます(買わなくとも) http://jp.misumi-ec.com/ec/CategorySearchView/103_25000000.html どのような商品を揃えれば売れるかをシビアに検討し、仕様/材料/処理を決定、コスト低減のため最適な外注先と加工法を選び、自分の儲けを極大化する、その手腕は見事です。 ↑を眺めるとSS400でイケそうなものでも S45C のナマになっているものも多い。この辺は客が構造部品なら S45C という常識が勝っているせいもあるでしょう。加工性は S45C も同等か少し勝ることもある程度。 SCM435 をナマで使うことは無いのも判ります。 私がサイトにころがってる特性比較表めいたものは避けるよう奨めます。特に初心のうちは。 表では工夫しても2次元にしか書けない。立体的3次元に書いて、その代表数値の背景、奥に拡がる部屋の様子が判ればよいが、それは無理。 ソコを知らないと危なっかしいのですよ。
とりあえず参考になると思うものを。 質問が漠然としているので、詳細は参考を見て判断を。 質問者さんはどのようにして調べましたか? 調べ方を聞くのも一つの手ですよ。