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SCM435の購入材料分類と特性について
- SCM435は購入材料として以下の分類があります。SCM435Hは焼き入れ焼き戻ししてあるがバラツキがある材料であり、SCM435丸Hは焼き入れ焼き戻ししてありバラツキなく確実にある程度の深さまで入っている材料です。
- Hを丸で囲んだらSCM435丸H材を示すことができます。具体的なJIS規格は手元にないため、正確な情報はお伝えできませんが、Hと丸を組み合わせることでSCM435丸H材を識別することができます。
- SCM435の目的は最終的に高周波をいれて表面を硬くすることです。SCM435の特性により、高周波の処理によって表面の硬度を向上させることができます。
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JISB6912 鉄鋼の高周波焼入焼戻し加工 JISG4052 焼入れ生を保証した構造用鋼材 を下記サイトでご覧下さい。SCM435丸Hについての記載は見当たりませんが。
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最終目的が、高周波焼き入れで表面を硬くしたいなら、 SCM435は、焼き入れ焼き戻しで、硬度はHRC25~30です。 SCM435丸Hは、最初から焼き入れ焼き戻しした材料の販売なので、 硬度は同じくHRC25~30です。 SCM435を局焼き(焼き入れ)すると、硬度はHRC40以上付近となります。 これは、高周波焼き入れで表面のみ局焼きした事と同じで、硬度はHRC40 以上付近となります。 但し、表面を硬くして、内部は靱性を確保しておきたいのなら、同じ SCM材であるSCM415を浸炭焼き入れ(深さ0.8mm程度)して、焼き入れ 焼き戻ししますと、硬度は表面の0.8mmがHRC58~63程度となり、 その内部は炭素が少なく、硬度が上がらず靱性のある物となります。 SCM415の浸炭焼き入れ焼き戻しの方が、値段は高価ですが、焼き入れ 焼き戻し処理となるので、安定した硬度が得られます。 SCM435の高周波焼き入れは、焼き入れのみなので、少し安定感に欠け ます。 硬度と引張強さは、このレベルまでは比例関係にあります。 その参考URLが以下です。確認してみて下さい。 http://www.khkgears.co.jp/gear_technology/gear_reference/img/KHK_title_text_486.gif
SCM435Hと435丸Hは、記述側の都合で異なっていますが、 同じ物と考えてよいでしょう。 詳細は、以下のURLを確認下さい。 http://www.venus.dti.ne.jp/~sando/other/scm/scm435.html
>・SCM435←圧延されたままの素材で熱処理無しで使うことは、まづ無い筈 荒削り後に熱処理が一般的で、最後に仕上げ加工しなければならないのが手間 ですが最もオーソドックスで強度的に調質することで疲労強度等も高いと思う >・SCM435H←焼き入れ焼き戻ししてあるがバラツキがある>>>>> 焼入れ性を保証した材料であり、熱処理屋さんに硬度や深さなどの指示を設計 等の方からしなければならない筈です。荒削り後に熱処理が一般的と思います 参考URLのように焼入性重視で、バラツキが多いのも化学的成分からだと思う ISOに準拠するために、わざわざ作った規格のような気がしなくもないです >・SCM435丸H←焼き入れ焼き戻ししてありバラツキなく確実にある>>> 既に材料屋さんで、予め熱処理しててある素材という意味と思うが、この素材 を購入し切削すると美味しい外側も削り捨ててしまう事になると思います SCM435→荒削り→熱処理→仕上加工の手間だけは省けるかと思います 但しここで一口に熱処理とか調質といっても、温度により実に色々ある筈で まるHという言い方もJISには無いと思う。それだけ日本的で曖昧に感じます H:を調質?熱処理用語ならQだが、材料屋さんにより末尾記号は違うと思う 最後に、近年では非調質鋼や非焼きならし鋼などがあって更に煩雑に感じます