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動粘度の速度依存性について
- 動粘度とは物質の粘り気を示す指標であり、速度によって粘度が変化する現象を速度依存性といいます。
- 例えば、グリスをギア部に塗布した場合、ギアをまわす速度が上がるとグリスの粘度も上昇します。
- この速度依存性は、動粘度の測定や物質の挙動を理解する上で重要な要素となります。
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ときどき、赤っ恥をかくことがあるのですが・・・・・ 通常、動粘度は速度依存性がないと考えます。 ただし、速度により潤滑油の温度が変わりので結果的に動粘度 が変化することにはなります。 動粘度=粘度(μ)/密度(ρ) 密度(ρ)は速度には無関係ですが、温度によりわずかに変化します。 粘度(μ)の定義は、次のようにします。 二枚の板の中に潤滑油を入れておきます。板と板の間隔をh 上の板の速度をu 剪断応力をτ 板と板の間隔hは非常に小さいのが普通なのでdh、速度差をdu 剪断速度をΓとすると、 τ=μΓ、(ただしΓ=du/dh) グリースの使用範囲ではこのτ=μΓが成立しμは一定です。 これを回答(1)さまのいうビンガム流体といいます。 ・・・・・グリースの使用範囲内では動粘度には速度依存性がない。 繰り返しますが、動粘度には速度依存性がないともいえますが、速度 上昇は必ず温度上昇を伴いますので、 「動粘度は速度によって変わります」
粘度がずり速度よらず一定である流体をニュートン流体と言います。 水、アルコール、普通の鉱油などは、ニュートン流体として扱えます。 粘度がずり速度よって変化する流体を非ニュートン流体と言います。 潤滑グリース、塗料、印刷インク、コロイド溶液などが、非ニュートン 流体の代表的な例として示されています。 潤滑グリースは、静止状態では流動性がなく、速度が上がると粘度が低下 する性質があります。 このような性質の流体をビンガム流体と言います。 お問い合わせの、 速度が上がると粘性が増すような性質の流体をダイラタンシー流体と呼び、 生クリームの泡立てやヤマノイモやナガイモの磨り下ろしが例として示され ています。
お礼
回答ありがとうございます。 参考にさせていただきます。
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