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電線ケーブルの耐電圧について
- 電線ケーブルの耐電圧について教えてください。
- 耐電圧「AC500V/1min」の意味は、電線メーカーの試験において「1分間、AC500Vの電圧に耐えました」という意味です。
- 直流で使用する場合、考慮すべき点があります。
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日立電線の仕様確認しました 「定格 Rating 1508:105℃, 30V 1516, 1517:105℃, 電圧規定なし Voltage not specified」 と、記載されてます 要するに1508は定格30V以下ですね 1516、1517は電圧規定なしですが1508とほぼ同等とみなせます 「機器内配線用電線」の機器とは電子機器とほぼ同義です つまりDC12V以上で使う電子機器はごく稀
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耐電圧とは、1分とか5分程度の短時間の試験に持ちこたえることのできる 電圧です。 送配電などに使われる電線は、電圧印加状態で10年以上に亘って使われま すから、耐電圧と実際に使うことのできる定格電圧に大きな開きがあるのは ある意味当然です。 では、耐電圧と定格電圧の比率は決まっているのか?直流と交流の耐電圧や 定格電圧の関係はどうなっているのか?と質問があろうかと思いますが、 単純には答えにくいところがあります。 ごく単純に説明を試みると、電線の劣化を決める要因は電圧ストレスも一つ の要素ではあるが、その他の要素もあるので、単純な関係では表現しきれな い。と言ったところでしょうか。 その他の要素の主なものは、温度上昇と酸素による絶縁物の劣化があります。 コロナが発生するような高圧が印加される電線では、コロナによって発生す るオゾンが著しく劣化を促進させます。水分が劣化を加速する場合もありま すし、太陽光や放電ランプからの光なども劣化要因です。このように複雑な 要素が絡み合っていて、短時間持ちこたえることのできる耐電圧と長期間使 うことのできる定格電圧の関係は、簡単には表せないということです。 はじめて電線を選定しようとする方には、面倒くさいように思えるかも知れ ませんが、多くの電気設計者は、そんなものだと割り切っていると思います。 前の回答者さんの回答の中にもありますが、電源電圧が12Vといった低圧 しか加わらない機器内の電線ならば、温度定格さえ守っていれば実用上は 大きな支障ないでしょう。被覆の機械的な強度があるか、心線と被覆の硬さ のバランスは良いかなど、使い勝手で選べばいいでしょう。 100Vとか200Vの商用交流ラインに接続される回路は、安全を担保 するために法的な規制などがありますから、それなりに調査して適合する 電線を選ぶ必要があります。
お礼
とても勉強になりました。 有り難うございます。 見た目はどれも同じに見える電線ですが、奥が深いですね・・・
JIS規格で耐電圧「AC500V/1min」と言う電線は見つかりません 一番近そうなのはKV電線 http://www.kanetuu.co.jp/cable3/hanyo/kv.html ですが耐圧試験AC1000V フラットケーブルでも定格電圧300V 耐圧試験2000V http://jp.misumi-ec.com/ec/ItemDetail/10500111710.html 何処のメーカの製品名は何? http://jp.misumi-ec.com/tech/el/wir/cable/specguide.html 「EN60204-1における電線に関する技術的要求」 「a.絶縁耐圧の試験方法」 「EN60204-1では、「交流50V又は直流120Vより高い電圧で動作する電線の場合、試験電圧は最低2000V交流で継続時間は5分とする」と規定しています。」 と、記載されていますので 海外規格の電線だとしてもDC120V以上で使ってはならない と読める
補足
回答有り難うございます。 「AC500V/1min」は↓で見つけました。 http://www.hitachi-cable.co.jp/ICSFiles/cable/ewc/07/ulcsa/f1508_16_17.pdf 意味が知りたかっただけなので、別に耐圧試験AC1000Vでも2000Vでもかまわなかったですが、 たまたま500Vを見つけただけです。 >「交流50V又は直流120Vより高い電圧で動作する電線の場合、試験電圧は最低2000V交流で継続時間は5分とする」と規定しています。」 上記のように決まったいるのですね。 最初から使用できる電圧は、交流は何V、直流は何Vと記載してくれればわかりやすいのに・・・
お礼
勉強になりました。有り難うございます。