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耐水ペーパー#400~#600程度の面粗度
金型の製品部分の表面を耐水ペーパー#400~#600で仕上げています。 客先よりJIS表記いくつになるか聞かれたのですが、 お分かりになる方いらっしゃいますか? 耐水ペーパーの粒の大きさを調べれば分かると思ったのですが、 それすら見つかりませんでした。 よろしくお願いします。
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他の回答者さんも記述されている通り、工業試験場等で測定する事をお奨めします。 貴社の資料ともなりますから。 表面仕上げ資料は、JIS資料又はURLを活用下さい。
弊社では、粗さ計を持っていますので、以前は良く図面指定の粗さと実際の粗さを比較したりしていました。 まず質問の回答ですが、金型の面で考えるときは刃物の切削痕が取れて(爪にかからず)曇りがある場合Ra0.4、ほぼ鏡面の場合はRa0.2以上と便宜的に考えています。 一番いいのは、工業試験場などの公的機関か、粗さ計を持っているところで実際に測定するのが間違いありませんが。 参考まで、「IT MONOIST」と「技術の森」のコラボ企画アドレスを貼っておきます。これまでに経験していることなのですごく共感出来る内容です。自分の例ですと例えば、▽▽▽=Ra1.6で上仕上げのイメージですが普通にRa1.6で指示するとRa0.4~0.8で上がってきています。逆に実際にRa1.6の面は▽▽=Ra6.3に見えるかも知れません。どこでも、粗さのイメージと実際が違うと思いますので、不安なときは取引先に粗さ測定の生データをみてもらう方が確実です。 http://monoist.atmarkit.co.jp/fmecha/articles/morimori/04/morimori04_a.html
過去ログにも同様のご質問がありますが、異なる条件を混同しているように思われますので、少し詳しく書きます(回答者さんには失礼ですが…) ※ 明確な式もなく、経験にも左右されることですので、あくまで目安を推算しているとお考えください。 まず、紙やすりの番号は大雑把に言えばふるいの目の細かさを表してまして、だいたい1インチあたりにいくつ目があるかです。(若干正確な値と異なりますが、目安としては十分だと思います。正確にはJISをお調べください) ただ、それはあくまで粒の大きさなので、実際に紙やすりで磨いた後は、その大きさの粒がひっかいた跡程度の面粗度しかありません。 過去ログの例を引っ張らせていただくと、 > #2000の紙やすりでは(中略)Ra0.01位でした。 とあります。 まず#2000ですと1”=25.4mmとして 25.4mm ÷ 2000 = 12.7μm です。12.7μmの粒で引っかくのですから、これがそのまま面粗度に反映されたとすれば(実際にはありえませんが) Rz12.7≒Ra3.2(1Rz≒0.25Ra) となります。ところが、過去ログでは実測でRa0.01位とありますので、粒の大きさよりかなり小さい値が期待できます。 #400、600についても上式と同じように推算すると #400→Ra16 #600→Ra10 ですので、実力としてはRa1以下かもしれません。 では本当のところは?というのがありますが、これは僕の感覚ですが、おそらく悪くするとせいぜいRa1.6も出ていないと思います。 (Ra1.6の研磨指示面とどっこいな時もあるので。) 実際は押付け力や紙やすりの交換頻度、紙やすりの当て方などで変わってきます。そして、作業者の習熟度によっても大きく左右されるでしょう。 そこで僕が回答するならこういうふうです。 「おそらく悪くてもRaで16μm、実力でRa1.6より出ていると思います。しかし、保証となると加工条件の整備が必要です」 ※ Ra16や1.6が客先の要求精度と合っているか十分に吟味なさってください。また、数字が一人歩きすることにもご注意を。 【追記: リンク先との値の違い】 リンク先は“バフ”とあるので、おそらくバフ研磨剤の粒度が#400なりだと思います。 しかし紙やすりはバフよりあたりが強いと思いますので、リンク先より大きな面粗度になるはずです。 過去ログの質問者さんの測定値との違いはそこにあると僕は考えます。
お礼
ありがとうございました。 参考にいたします。
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