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ワーク原点オフセットの設定でワーク座標系の位置を指定できますか?
- ワーク原点オフセットの設定でワーク座標系の位置を指定することができるのかについて質問です。
- ファナックの最近のバージョンには演算という機能があり、ワーク原点オフセットを設定することができるかどうか確認したいです。
- また、過去のファナックのバージョンにも演算の機能があるのでしょうか?
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ファナックはよく分かりませんのでアレなんですが、 例えばOSPで、 座標設定モードでXの欄に合わせて「演算」「100」「書き込み」とする事と、 MDIモードにて「G92 X100.」を実行する事は同じですよね? 現在選択中のワーク座標が指令した値になるようにオフセット値を設定するコードです。 もしファナックの「G92」が同等のコードなら、<これが良く分かりません 演算機能が無くても代用出来ませんかね??? 少々補足です。 もし「G92」が思うとおり使えた場合に問題点があります。 それは芯出しを行うといった場合は主軸がワークに近い、あるいは芯出し用のツールが接触している状態ですよね。 この状態で何かしらのコードを入力して起動ボタンを押すと言うのは危険とも言えます。 モード変更ミスや入力ミスでどう動くか分からない為です。 例えば「G90X0」と打ち間違えて意図しない方向に動いたりします。 OSPにおいても同様ですので留意して下さい。
Mコードマクロとしたプログラムを紹介します。 ワーク ゼロ オフセットを設定します。 手動で移動しその位置をプリセットします。 M88X0Y0; でその場所のX、Y座標を 0 とします。 M88X100Y100; とすればそのポイントはX100、Y100となります。 下記したものは FANUC18i 五面加工機にて確認しました。 五面対応のため少し長くなりましたが、G17面のみも追記します。 補正番号 H- は工具交換後1度読み込まれていれば入力の必要はありません(1度は必要)。 LAT角度 C- は常時の入力を必要とします。 G143 というプログラムは LAT の角度に応じた補正量をコモンに出力するもので任意です。 切り込み軸(G17面Z軸、G18面Y軸、G19面X軸)も入力可としてありますが必要性は低いでしょう。 G411D2462.Q149.M1; は工作機械メーカーの LAT 確認ソフトです。 O9023(WORK ZERO OFFSET..18I PARAMETER 6083=88) (M88 C-H-X-Y-Z-W-;) (C .. LAT ANGLE) (H .. OFFSET NUM.) #1=#4014 IF[#11EQ#0]THEN#11=#4111 (LAT) G411D2462.Q149.M1(LAT CHECK COVER=31 LAT=32) IF[#149NE32]GOTO149 IF[#3EQ#0]GOTO99 IF[[#3MOD90]NE0]THEN#3006=1(CHECK C 0,90,180,270) IF[[#3MOD90]NE0]GOTO99 IF[[[#3MOD180]EQ0]AND[#24NE#0]]THEN#3006=1(CAUTION X AXIS) IF[[[#3MOD180]EQ90]AND[#25NE#0]]THEN#3006=1(CAUTION Y AXIS) G143C#3H#11S1(LAT OFFSET PRO.) GOTO5000 N149(COVER) IF[#26NE#0]THEN#3006=1(CAUTION Z AXIA) #4=#[11000+#11]+#[10000+#11](#4=#[2000+#11]+#[2100+#11]) #5=#5003 IF[#4008EQ49]THEN#5=#5003-#4 G90G43Z#5H#11 N5000(G54,G55,G56,G57,G58,G59) IF[#1EQ54.1]GOTO7000 IF[#24NE#0]THEN#[5221+[#1-54]*20]=#[5221+[#1-54]*20]+#5001-#24 IF[#25NE#0]THEN#[5222+[#1-54]*20]=#[5222+[#1-54]*20]+#5002-#25 IF[#26NE#0]THEN#[5223+[#1-54]*20]=#[5223+[#1-54]*20]+#5003-#26 IF[#23NE#0]THEN#[5224+[#1-54]*20]=#[5224+[#1-54]*20]+#5004-#23 GOTO99 N7000(G54.1P1,G54.1P2.........G54.1P-) #16=#4130 IF[#24NE#0]THEN#[7001+#16*20]=#[7001+#16*20]+#5001-#24 IF[#25NE#0]THEN#[7002+#16*20]=#[7002+#16*20]+#5002-#25 IF[#26NE#0]THEN#[7003+#16*20]=#[7003+#16*20]+#5003-#26 IF[#23NE#0]THEN#[7004+#16*20]=#[7004+#16*20]+#5004-#23 N99 M99 G17面 X軸 Y軸のみの場合(Z軸は無効) O9023(WORK ZERO OFFSET..18I PARAMETER 6083=88) (M88 X-Y-;) #1=#4014 N5000(G54,G55,G56,G57,G58,G59) IF[#1EQ54.1]GOTO7000 IF[#24NE#0]THEN#[5221+[#1-54]*20]=#[5221+[#1-54]*20]+#5001-#24 IF[#25NE#0]THEN#[5222+[#1-54]*20]=#[5222+[#1-54]*20]+#5002-#25 GOTO99 N7000(G54.1P1,G54.1P2.........G54.1P-) #16=#4130 IF[#24NE#0]THEN#[7001+#16*20]=#[7001+#16*20]+#5001-#24 IF[#25NE#0]THEN#[7002+#16*20]=#[7002+#16*20]+#5002-#25 N99 M99 FANUC 18i のパネルには座標設定機能が付いていました。 G17面のX、Y軸は確認しましたが、五面のX、Z軸 Y、Z軸は未確認です。 補正が絡みますから当然 G143C90H11; とかの入力が必要と思われます。 参考になれば幸いです。 私の扱ったタイプは FANUC 11M,15M,18i でしたが ワーク座標は常に G54(~G59)設定でした。 G92 というGコードは あるという程度の認識でした。 Gコード表を見直したら G92 はワンショットでしたから使えませんね。 現在のFANUCは「1つのワークの加工に幾つものワーク座標を使用する」という考えのようです。 特に五面加工機の場合は プログラミングの容易さを考えての 多数原点思考が読み取れます(G51.1 P1.....P100)。 私どもは安全第一の観点から「1つのワークには1つの原点のみ」という考え方で進んでいます。 プログラムはマクロ化してありますのでプログラミング時間は通常の1/10程度です。 前回掲載したプログラムも機械にマクロ機能が在っての話ですのでご了承ください。 ちなみに作業順序は3軸の場合 手動にて移動 ↓ ワーク座標番号確認 ↓ MDI切換 ↓ M88X0Y0;(その場所がワーク原点として) となります。 前述の G92 に関する考えを撤回します。 G92 がワンショットであるというのは それによって何かが変化すると考えました。 G92 のデータはどこに入るのか、G54、G55 のようなエリアがあるのか? あるとすればコモンのエリアか? 心配なので 18i の取説を見直しました。 18i では G10L2P0...という指令があります。ここでの値はコモンに入ります。 G92 は コモンを介して「G54~G59 の値をすべて変更する」ような感じです。 ワンショットはコモンをリセットする働きを持たせたのかもしれませんね。 結論は G92X0Y0; で「ワーク座標は変更できる」ということになります。18i では !! すでにお気づきとは思いますが、G54 座標のみを変更したいという場合は不合理を生じます。 11M の取説では G54~G59 のデータ変更には触れていませんので 18i と使い勝手が違うのかもしれません。 G92 の使用に関しては制御別の検討が必要ですね。 「単一ワーク座標の変更」という点では上記のマクロが有効です。 良い勉強になりました、ありがとうございました。
補足
ありがとうございます。 3軸マシニングですが、 上の方のいうG92を使って演算の代用はできますか? ありがとうございます。 >Gコード表を見直したら G92 はワンショットでしたから使えませんね ということは 上の方のやり方は使えないということでしょうか?
補足
ありがとうございます。 たしかにそうですね。 ありがとうございます。 >例えば「G90X0」と打ち間違えて意図しない方向に動いたりします そうですね。その点演算であれば、主軸が動くことなどはないですね。 演算はワーク原点設定モードなので。