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メインチャック、バックチャックのトラブルとは?
- メインチャックやバックチャックのトラブルについて詳しく教えてください。
- メインチャックがきついまたはゆるい状態で使用すると、どんなトラブルが起こりやすいのでしょうか?また、バックチャックをきつくしめて使用することによるトラブルについても教えてください。
- NC旋盤に携わってまだ日が浅いので、メインチャックやバックチャックのトラブルについて詳しく知りたいです。どのような理由でトラブルが発生するのかも教えていただけると嬉しいです。
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「きつく」というのは“チャックの把握力”でしょうか? このチャックの把握力が強過ぎる場合、 外径把握ではワークの浮き出しの可能性があります. “浮き出し”という表現は適切でないかも知れませんが、 要は“テコの原理”により、奥側が強く締まると 手前側が逆に開いてしまう訳です. その状態では接触面積が減少する訳ですから、 適切な摩擦抵抗が得られず、 ワークが滑り易くなる事もあるでしょう. また、無理に締める事で装置の消耗を早めます. まあ、とにかく思わぬトラブルの温床になりますので、 過度の締め付けは禁物です. 逆に把握力が甘過ぎますと、 ワークが滑ったり、すっ飛び出したりします. なお、トグル式の場合、把握力を上げ過ぎますと、 トグルが破損する事もあります. 汎用NC機は油圧が多いですが、 自動機だとトグル式もあります. 何回か締めたくらいではなんともなくても、 繰り返すうちに疲労で折れてしまい、 突然把握力が無くなる事があります. また、背面主軸にスクロールチャックというのは考え難いですが、 スクロールチャックで無理に締め込みますとスクロールを傷めます.
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メイン主軸とサブ側とではチャック径の違う機械が多いですね。 どちらのチャックにせよ、加工負荷と把握力の関係を理解する事が必要です。 (穴がない製品)の場合は把握力を上げても品物に掴み傷が残らなければ 短期的には問題は無い(加工面を把握の場合) 長期的にはチャックの寿命に関わる 標準的な油圧チャックの場合、回転による遠心力で把握力は変化します。 チャックの取扱い説明書をご覧頂くと回転数と把握力のグラフがあるはずです。 外径把握の場合、爪の質量と回転数の関係で把握力が弱くなり 内径把握の場合はその逆になります。 特殊型ではチャック内部にカウンターバランスを持った物があります。 標準の爪なら回転をあまり気にせず把握力をセットできます。
お礼
すいません補足に記入してしまいました
補足
ありがとうございます。 とても参考になりました。そして素人で初歩的な質問に 回答いただきありがとうございます。
チャック圧を上げると(きつい)加工面の変形、傷がつく おそれがあります。 背面加工って穴はないのですか? 内径加工があれば真円に影響します。 アオキさんのいうとおりゆるいとワークを廻されたり 飛び出しの原因となります。 ワーク径、掴握範囲によってなんともいえませんが きつすぎは禁物です。 黒皮を掴むのならスパイクを効かせるのも手ですよ
補足
おそくなってすいません。ありがとうございます。 参考させていただきます。
お礼
遅くなってすいません。ありがとうございます。 きつい分にはあまりトラブルにならないと思っていましたが そうではないんですね。参考になりました