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繰返し荷重に最適な鋼材の選定法とは?
- シャフト2000mmの芯振分けにおいて、繰り返し荷重に最適な鋼材は何か?
- 強靭鋼と肌焼鋼のどちらが適しているのか?
- S45Cに窒化処理をする以外の適切な鋼材の選定法を知りたい。
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シャフトの使用温度の応力より材料選定されては如何でしょうか。それでも駄目なら表面処理を考えればどうですか?各温度の引張応力は、JISハンドブックのボイラ圧力容器又は、発電用火力設備の技術基準(プラント配管ポケットブックに抜粋有り)などを参考にされては如何ですか?高温特性の良いSCM材が適当と思いますが、各社選定方法は色々なので特定は出来かねます。
工数と言うのはコストのことかと思いますが、やはり高周波焼入れのほうが安くなります。それも2000もあるようなワークでは窒化では出来るところも限られて繰るのではないでしょうか? 高周波焼入れであれば、標準品でもあります。27はちょっと分かりませんが。
繰り返しの回転曲げになるのでしょうか?シャフトの径はいくつでしょうか?2000もあるとなると結構大きな物ですか? 材質的には径が小さければS45C、大きくなるに従ってSCM440、SNCM439が良いのではないかと思います。 また表面処理はS45Cなどの場合窒化よりも高周波焼入れのほうが良いと思います。同様にSCM440やSNCM439でも高周波焼入れで表面硬度を上げるのも疲労特性が向上すると思います。
スミマセン。先ほどの回答に対して訂正です。 回答の後半で、 窒化処理は引張応力を・・・ とありますが、 窒化処理は圧縮応力を・・・ が正解です。
シャフトを曲げたときの応力振幅はどの程度でしょうか。また、その部品のライフタイムあたりの繰り返し回数と材料の疲労限度との関係、シャフトの形状(応力集中部の有無)なども確認すべきポイントであり、材料の選定はこれらを把握してその次のステップと考えるべきです。 また、”材料最適化” とは、おそらくユーザは材料の変更の次にシャフトの軽量化や窒化以外の処理でのコストダウン、高荷重化など、次のステップが念頭にあるのではないでしょうか? 材料選定にはこのあたりの考え方も反映しておいたいいと思います。 窒化処理は引張応力を材料表面に残留させることで耐摩耗性が向上し、疲労強さの向上にも効果がないわけではありませんが、全体的には材料の疲労特性に注目して設計し、支点周辺でシャフトの曲がりとともに摺動する部位などの耐摩耗性を窒化に頼るという考え方もあり得るでしょう。
お礼
窒化処理は表面を硬くするもの というくらいの知識しかありませんでしたので参考になりました。 表面処理を含めて材料の特性など知るに良い参考書などご存知でしたら御教え頂けたらありがたいです。 あつかましいお願いですが宜しければ紹介頂けますか
質問の内容が今一つ理解できないのですが、繰り返し歪に強いと言う意味なのでしょうか、例えば何十万回の交番荷重で一定の歪を繰り返して、強度の変化が少ないとか折れないとか等の一般的な意味ならば、バネ鋼が良いと思います。より精密な条件、例えば環境温度、ガス、湿度、許容応力、歪のどの程度部分を設計値とするかなどを決める場合は公共技術センターなどに相談すると良いと思います。
お礼
繰り返し歪に強いと言う意味です。 バネ鋼は熱による硬化軟化があると聞いてます。 約180200℃ちかくあがる場所での使用を考えて ます。 メーカーを含めて再度調べてみたいと思います。 ありがとうございました。
補足
φ27のものです 以前はφ20でS45Cを使用して いました。 材料について知識がなさ過ぎるので基本的なことなの かも知れませんが、窒化よりも高周波焼入れのほうがよいとのことですが工数的には同じくらいなんでしょうか。