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二硫化モリブデンの焼き付けについて知りたい
- 購入を検討している部品に「二硫化モリブデンを焼き付けている・・」との記述があります。この部品は生産装置内に設置し、ゴミの発生を押さえ無くてはなりません。しかし、二硫化モリブデンは簡単に剥離することはありませんか?
- また、二硫化モリブデンの焼き付けに関する理解しやすいURLを教えていただけませんか?
- 二硫化モリブデンを焼き付けた部品の剥離性について教えてください。
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二硫化モリブデン潤滑剤は、俗に言われます固体潤滑剤に成ります。以前ペースト状の物の使用経験が有る?少量の油にモリブデン粉末を溶かし込んだ物と単純に申し上げます。(若干の樹脂が入っていますが、。)金属表面に擦りつけて黒い膜が生じます。擦る事を繰り返す事で密着性が良くなるとの表現が有ります。しかしながら、冒頭に申し上げましたが、固体潤滑剤です。潤滑の原理としては、トランプの束、バナナの皮の原理と申しましょうか、断層がズレる事によって潤滑効果が生ずる物です。特に焼付ける場合において、勿論キャリア剤効果が無い為にエポキシ樹脂等に混ぜて焼き付けるのです。つまり、カチオン電着塗装の様なものです。樹脂効果、生来持ち合わせている密着への促進効果によって塗装膜が形成されていますので、簡単には剥離しませんが、。樹脂粉が出る場合が有りますので、使用番手等の選定を慎重にする事を提案します。参考URLとしては、http://www.sumico.co.jpを開き質問するか、下記先のURLよりユカワ化工油・製品管理室へアクセスする事を提案します。
- 参考URL:
- http://www.yukawacut.jp
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二硫化モリブデンは、代表的な摺動剤です。一般的には金属表面同士が擦り合う表面にコーティングすることで、かじり防止や磨耗防止のために使われています。「二硫化モリブデンを焼き付けている・・」といっていますので、二硫化モリブデンを含んだ塗料を焼付け塗布した部品(塗布後240℃300℃位の温度で焼成)との意味と思います。潤滑油と一緒に使用するとほほ半永久的に使用できます。工業的には自動車部品に大量に利用されています。
お礼
情報有り難うございます。 私も過去に、ペースト状の物は使った事があるのですが その時の印象と「焼き付け」という言葉から、剥離し 易そうな印象受け、心配しております。 本部品は真空装置内の心臓部近辺に取り付ける事もあり 二硫化モリブデンの皮膜が、摺動時に容易に剥離するようでは 困るなという所です。 もう少し調べてみます。 有り難うございました。助かりました。
> 現在、購入を検討している部品に「二硫化モリブデンを焼き付けている・・」との記述がありました。 二硫化モリブデンの表面処理方法はいろいろあるみたいで、下記URLをご参照ください。 本件は焼付け塗装されているようですが、表面を擦る等は無いのでしょうか。 焼付け塗装を行なっている製品を見ると、摩擦してもOKというような製品ではないですね。 従って摩擦されない所であれば問題無いでしょうが、摩擦を受けるところであれば,下記URLを参考に処理方法を考えたほうがベターでしょう。 いずれにしても検討及び予測を付けた上で,メーカーに確認相談したほうが良いと思います。 キーワードは「密着性 http://btl.dse.ibaraki.ac.jp/work/news1125.html WPC処理 http://www.ne-jp.com/wpc/ http://www.brashboy.net/compEG/main.html 焼付け塗装 http://www.lcv.ne.jp/~plisis/ (加工技術をクリック) 以上,参考になれば幸いです。
お礼
情報有り難うございました。 今回の対象部品は、内蔵部品の移動時に重量を支えて 回転する「ローラー」状の部品です。ご指摘のように “擦る”事を想定しなくてはならないと思います。 “擦る”と言う事は、この装置が嫌っているパーティクルを 発生させる因子となると思います。二硫化モリブデンの 焼き付け塗装が適切な処理なのか、再度部品メーカーと 協議したいと思います。 有り難うございました。
お礼
情報有り難うございました。 部品メーカー・潤滑剤メーカーに仕様を確認し 慎重に選定したいと思います。 ご親切なアドバイスで助かりました。