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放電加工の電極の材料について
- 放電加工の電極材料の検討方法とは?
- 放電加工における電極材料の選び方とは?
- 放電加工で効率的な電極材料の選択肢は?
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みんなの回答
詳細がわからないので想像ですが時間が掛るというのは荒取り、それとも仕上げ、 銅で仕上げというのなら底面は仕上がってるのかな。べたに当ってないですよね。 通常のZ軸ジャンプでは側面のべた当りも時間がかかりますので一面づつXY揺動するとしないと時間がかかりますよ。 基本的には荒取りで寸法ぎりぎりまでだして仕上げは面荒さを仕上げるつもりぐらいにしたほうが効率的です。グラファイトも使われているようなので消耗の点は心配ないのかな。
ドリルで穴空けてから放電ですか? フライスで荒加工してから放電ですか? いきなり放電しているのですか? どんなものでしょうか?
お礼
フライスで壁は0.5残し、底面は仕上げます。 ポケットが「狭く深いもの」の場合、荒取りはボールで終わります。最悪ドリルで終わることもありますが、最近ドリルで荒取りするよりムク放電の方が安定して良いのでは、なんて思ってます。
こんにちは、モールドベースの底付きポケット穴加工のことでしょうか? いずれにしても、深さ100となると、まさか板圧100以上の電極を 使用してローリング(揺動)仕上げまで行うわけもないと判断します。 放電の場合、加工速度と電極の減りは比例するものと認識しております。 例え銅タンなどの比較的通電性の良いものを使用しても100を超える 加工深さとなると、取りしろが少なくても電極が減り底に向かうほど 放電加工面にテーパーや段差が付いてしまうと思われます。 この側面のテーパーは気にしない無視できる加工物なら別ですが 最終型組み立て仕上げの段階で、大きな時間のロスになると思われます。 つまり、加工時間と型組仕上げに掛かる時間とを比べてどちらが 無駄なコストなのか?の総体的な算出ではないかと思われます。 私の会社では、放電は非接触の液中溶接溶断加工という観点から 電極材はロボット溶接機用電極でもあるクローム銅を主に使用しています。 タフピッチ銅に比べても減りは少ないと思われますし 電極製作において仕上がり面精度が良いと思います。 ただし、タフピッチ銅より減りが少ない分だけ放電加工速度は多少遅くなります。 この問題は、その機械によって相性があるものですから何種類かの 電極で試作比較検討するのが一番の近道ではないでしょうか。 参考までです
お礼
>この問題は、その機械によって相性があるものですから何種類かの >電極で試作比較検討するのが一番の近道ではないでしょうか。 最終的にはそうなりますよね。 「知ってる方がいないかな」なんて思ったので 書き込みさせていただきました。
当社データです。 ・トランジスタ型放電加工機 ・加工物は超硬合金82WC-12Co 加工速度 ・タフピッチ銅を100とすると ・銅タングステン(当社品名:C30A2)は110 ・銅タングステン:マイナス極性用添加物入り(同:C30H2)は116 *加工物が超硬なので電極極性はマイナスです。 今回は鋼なので電極極性はプラス よっておすすめは ・銅タングステン:プラス極性用添加物入り(同:C30F2) ・銀タングステン(同:S35A2)値段はちょっと高いです。 グラファイト電極との比較はデータがありません。
お礼
>プラス極性用添加物入り なるほど。添加物入ったものが良いのですね。 ありがとうございます。
加工物は鋼との事ですので、一般的には電極極性をプラスにして加工します。 貴社マシンの加工条件設定に極性が示されていませんか? 普通、放電加工機にはマシンメーカーが設定した条件表があり、加工物や目的の面粗さなどから、その表から適宜加工条件プログラムを選出していると思います。 今現在、「PX5」「55C」を加工している放電条件が、その一覧表から選んだものであれば、その極性も示されていると思いますが如何でしょうか。 牧野フライスのHPを見ましたが、貴社マシン、電源の詳細がわかりませんでした。 牧野HP内には「EDM加工技術コールサービス」もありますので、 れい さんから問い合わせいただき、極性確認いただければ幸いです。 (当社は牧野フライス放電加工機を保有していませんので、該当機お持ちの れい さんから問い合わせていただくのがベストと思います) (「専門家」→「関係者」に格下げしました)
補足
条件表を見ました。電極極性はプラスでした。 ちなみに銅タンの条件もありました・・・すみません。 他社のHPを見たのですが、銅タンは「高精度」「低磨耗」とありますが、「速い」とはうたっていませんが、実際どうなんでしょうか?
当社製品PRで恐縮ですが、銅タングステン電極や銀タングステン電極はお試しになられましたでしょうか。 銅タングステン電極も種々あり、 ・超硬用(電極極性をマイナスで加工する場合) ・鋼材用(電極極性をプラスで加工する場合) など取りそろえています。 これらの電極は、放電加工速度の向上、加工精度の向上などに寄与しています。 http://www.nittan.co.jp/goods/g_zaishu_setten_index.htm 「放電加工用電極」を参照ください ご検討いただければ幸いです。
補足
さっそくの書き込みありがとうございます。 御社HPを拝見させていただきましたが、「電極極性がプラスとなる加工条件下」などが分かりません。 弊社放電加工機がトランジスタ型なのかコンデンサ型なのかも分かりません。 もしよろしければ、牧野フライス「EDNC64 MGE20電源」での効果を探っていただけませんか? 対象鋼はPX5や55Cなどのいわゆる特殊鋼です。 電極はフライス加工、ワイヤーカット加工にて形状を製作します。 よろしくお願いいたします。
お礼
底面は仕上がってます。 ただ「狭く深い」ポケットの場合はボールで壁を取って、底はそのままです。 「幅30、深さ100」なんていうとかなり時間がかかります。 でも「幅120、深さ150」は速かったりします。 ガス抜きも影響ありそうですが、穴は空けているし。 ちなみに入れ駒ポケットや押し上げスライドのポケットの加工です。 時間が掛かっているのは荒取りです。 >基本的には荒取りで寸法ぎりぎりまでだして仕上げは面荒さを仕上げるつもりぐらい 同じ考えで行ってます。 MGE電源でもウチのは20Aなのですが、30Aになると結構速いみたいです。(当然か・・・)