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放電加工機のメカニズムについて
- 放電加工機のメカニズムについて調査しました。金型製作に使用される型彫り放電加工では、グラファイトを電極として使用し、NAK材を加工ワークとしています。
- 牧野EDNC65Sという機械を使用していますが、電極の摩耗の原因や仕上げ工程での摩耗の理由について疑問を抱いています。
- 技術的な知見を持っている方、放電加工機のメカニズムや電極の摩耗について詳しい方からのアドバイスをお願いします。
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まあいわんが 冬ですねえぇ あなたがセーターを着ていて 隣の人を触ったとき あなたも相手もいたいですね その衝撃で削れるわけです また電気はとがった先から出るので >>摩耗するのかが というより だれるのです
自分の個人的なイメージでは、放電加工はノコギリです 粗い条件は、刃の目が荒いノコギリ速く切れるが切断面が粗く 細かい条件は刃の目が細かいノコギリ切断面は綺麗ですが、 速度は遅く刃もへたりやすいです ON、OFFは刃と隙間のピッチ、 IPは刃の厚み UP,DOWNは隙間の高さ ノコギリも放電条件も色々な要素が構成されて最適の切れ味を生み出しています 荒い条件より細かい条件の方が消耗しやすく時間もかかるのは一般的なことですが、0.2と0.15での時間の差は知識や経験によって違います 御社の加工に最適の条件を見つけだせることを祈っています
http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=173226&event=QE0004 No.24726 放電加工のパルスオンタイムについて 拙回答(1) で判るでしょうか? ワークは、鋼であればナマ・焼入の区別は不要で、それに限った話として 電極材質は放電の熱に強い高融点金属が勝るが熱伝導性も影響。 それ以上に加工油の分解で生成されるカーボン粒子が電極に付着すると保護するコーティングとなり無消耗となる。銅がほぼ完全で、次ぐのがグラファイト。銅電極は真っ黒になり判りやすいがグラファイトは素地と区別できない。 アルミ、真鍮、鉄では無消耗にならない。 超硬は融点か鋼とまるで違うので、電極にカーボンが付着する条件=無消耗では加工出来ません。 銅電極では 驚愕の“ゼロ消耗”(電極消耗率0.06%以下となる超・超無消耗 http://www.sodick.co.jp/pdf/071116092736_AGseries_PressRelease20071114.pdf こんな機械もあります。エッジが鋭い箇所ではやはり僅かに消耗するが、構わないなら1本の電極でOK。 グラファイトでは無消耗まで達せず粗・仕上の2本を用意するのは仕方なし。長所は切削容易な点。 過去質問で書いた、火花放電とアーク放電の違いで説明するのは、厳密でないがイメージしやすい説明。 最近の書物は火花放電は極短時間で終り加工に寄与してないとされ、アーク放電だけで書いてます。 回答(1)の参考・3つ目の書き方。判りにくくなる。 新旧いろいろ混ぜると更に判りにくい。。。。!!
お礼
技術的な回答ありがとうございます。 カーボン粒子が電極に付着するとコーティングされ無消耗になるとは驚きです。 弊社ではワークが鋼で電極がグラファイトなのですが酷く摩耗します。 色々調査してみます。 ありがとうございました。
被削材が放電によって削れるのと同時に電極も摩耗するとご理解頂くのが よさそうです。 簡単な説明は、次のとおりです。 放電加工とは、加工液中で被加工物である導電性の材料と電極の間に電気エ ネルギーを加え、火花を発生させ、その時に発生するエネルギーによって被 加工物の表面を溶融または、蒸発させて除去し、除去された物質は加工液に よって冷やされて再凝固し、微少な球状のカスとなり、加工液によって電極 と被加工物の間から排出されます。これにより電極の表面形状へと加工して いく加工法です。電極も被加工物と同様に溶融または蒸発し電極摩耗が発生 する。 追加情報です。まずは初歩的なものです。 http://www.kd-solution.com/edm/edm06.html http://www.kd-solution.com/edm/edm07.html http://www.kd-solution.com/edm/edm14.html http://www.kd-solution.com/edm/edm16.html 電流波形と電極摩耗 http://www.engineer.or.jp/dept/mech/record/document/document2001/document0109.pdf 博士論文の例 http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/51114/1/348801.pdf この論文の主題は、電極摩耗ではなく、放電によって生成する屑の方です。 直接の参考にはなりにくいですが、「放電加工の歴史」は十分に参考となる と思います。また、p.182以降に記載された参考文献の中には、お問い合わ せの主題に合致するものの含まれると思います。 博士論文の例(その2) http://wrs.search.yahoo.co.jp/FOR=kP_FsatV3ii_u61QM45MvBnpnyruO6kwsx3v11no17B5aFR1QZuS6B3tTYSSMnjoJNtpi_ka1arEaLEr9BrZXLEsLqpN06e16Nob7KiS8HeK5MZJqWPBHBF.znJTrV3bj5w6zN6fpa9eN5seJuDCWnpLRMleIYc1IVJsKaFlbBduFNqqjwNiiaX95u._YdnecfN.MyJZu95B_QtQWUq9RPC.0h.9cJOOnzfZHQhuFe6QEc7B_krJGuQWyZgzCkr1/_ylt=A8vY8hYJfo5SBmoBSTKDTwx.;_ylu=X3oDMTEyZzcxN2xmBHBvcwM4BHNlYwNzcgRzbGsDdGl0bGUEdnRpZANqcDAwMDE-/SIG=19k6u9m1a/EXP=1385170889/**http%3A//ir.library.osaka-u.ac.jp/metadb/up/LIBCLK003/f_1997-13553.pdf%23search=%27%25E6%2594%25BE%25E9%259B%25BB%25E5%258A%25A0%25E5%25B7%25A5%2B%25E5%258E%259F%25E7%2590%2586%2B%25E7%25A0%2594%25E7%25A9%25B6%2B%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25B6%25E3%2583%25AC%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25B3%27
お礼
適格な説明をして頂きありがとうございます。 現在被加工物アルミ、電極グラファイトでギャップ0.2と0.15の加工時間を比較しているのですが0.2ギャップは底が抜けていてカスの排出もいいはずなのに(0.15は底が抜けておらずカス排出が悪い)加工時間が長くなるという事象が起きている事から原因を探るべく根本的な放電とはなんぞやという所から追究し今回の質問をさせて頂きました。ちなみに0.2が10時間、0.15は1時間という結果でした。さすがに同条件で9時間の差は・・・と指摘があったので。 ですが今回お答え頂いた情報を基に原因を追究出来そうです。 ありがとうございました。 追記のサイトかなり分かりやすく為になります。 ありがとうございました。
お礼
ありがとうございます。 ノコギリに例えた答えを頂き非常に分かりやすいです。 ギャップ違いの時間差は持っているノウハウで左右されるという事ですね。 いち早く最適条件を見出せるように日々精進します。