- ベストアンサー
台形ねじの技術計算方法
- 台形ねじの推力・寿命計算方法は台形ねじのカタログには見当たりません。
- 台形ねじの推力・寿命計算方法が掲載されているサイトやカタログを教えてください。
- 台形ねじの技術計算について詳しい情報を探しています。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
まず、”寿命” の定義が必要と思います。 ボールネジの場合、寿命に関する考え方はyukioさんの書かれているとおりで、ベアリングと同じ考え方です。もう少し具体的に言えば、転動体や転走面の金属疲労によるフレーキング(表面が細かい鱗のようにはがれ落ちる)の発生をベアリングの故障と定義した上で、同一荷重条件で使用するベアリングの何%が故障するかという故障率を基準とし、総回転数を求めています。これより回転速度(単位時間あたりの回転数)が規定できれば、寿命時間に換算できるということです。 また、軸受の用途や温度環境などに対する潤滑剤の不適合や、小さな回転角度での軸の揺動など、潤滑条件が悪い場合には金属疲労以前に異常摩耗が発生することになり、上記の考え方は成立しなくなります。潤滑剤の寿命は別の考え方がありますので、これも並べて検討することが実際には必要です。 台形ネジの場合は、まず転動でなく摺動による動力伝達ですので、純粋に摩耗によるバックラッシの増大などが寿命算定の基準になるのでしょうか。そうすると、例えば装置メーカが個別に持っている技術資料はあっても、一般的な計算式は難しいものと思います。 これは摩耗現象が一般的に数式表現できるまで解明されておらず、典型的な条件のもとでの実験値の積み上げが実情だからだろうと思います。表面粗さや摺動速度、荷重条件などで、摩擦の状態がいくらでも変化し得るからです。 推力の考え方はリードと回転トルク、内部摩擦による損失などから求めればいいはずです。これはボールネジと基本的に同じです。
その他の回答 (1)
台形ねじについて,推力は一般的な三角ネジの計算式から求め,寿命は計算式がないと思います。いわば,ボルトの寿命を計算するのと同じだからです。 ボールねじの推力と寿命は,確立されたころがり軸受の計算式を使っているので,計算式があるのだと思います。
お礼
ありがとうございました。