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SKD系材料とは?名前の背後に隠された紛らわしさ
- SKD系材料にはSKD11とDC53がありますが、その特性は大きく異なります。
- SKD11は1.5%のカーボンと12%のクロムで構成され、DC53は1%のカーボンと8%のクロムです。
- しかし、これらの材料は同じ工程を通して問題を引き起こすことがあります。なぜ名前が紛らわしいのでしょうか?
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まあ、もっと見聞を広めるとやっぱり日立になるよ。材料の勉強したらいいね。右翼じゃないけど、日本の強さを考え直して諸外国に勝つことを 考えよう。
♯12 それでは冷間ダイス鋼の定義はなんでしょうか?これは、SKD11の創始者である日立にしか分からないでしょう。その後大同が工作して、ダイス鋼という呼称をJISから抹殺したくらいですから。 だけどSKDはSKD。色々やるけど本道をはずす大同。この会社はどうなっているのでしょう。
うん。そうですね。ちょっとは金型の損傷が分かる方みたいですね↓。だけど日立はいい材料を作っては、JIS化されて大同に脅かされて苦労してきました。 わかりました。もはや、良い材料はいらなくても競争力は十分なのですね。
SKD11はJISに規定された冷間工具鋼の中心に位置づけられているが、SKD1(2C-13Cr)から、その主役を引き継いで、すでに半世紀になります。ユーザーニーズが変化し、たとえば金型に求められる耐摩耗性は引かき摩耗から凝着摩耗重視に変わり、市場では、これに対応した8%Cr系ダイス鋼などが普及しております。本サイトでも見受けられるように熱処理や流通の一部で戸惑う面も生じているが問題の根本的な解決策としては、プラ型やハイスなどを含め業界ベースでJIS を早急に見直すべきで、これらが業界の国際競争力の強化につながるものと考えます。一方、熱処理などの関連する企業は自社の設備や技術を中心に考えるのではなく本流に沿った、あくまでも周辺業種の立場で技術の改良開発を進める事が大切で、これが企業の生き残りにつながるのではないでしょうか。
#13さんへの回答です。 使用実績の多さでDC53はSKD11ではなく独自の材料であることを、強調したい。強度と靭性の両方を改善した材料です。大事なのは適材適所で、dc53の耐摩耗性の無さを笑うのはkd11sとて同じでskd11よりも劣っているのは同じでしょう。 「めくそはなくそを笑う」とはこういうこと?
そうですね。SKD11改良鋼でいちばんSKD11らしくないのはDC53ですね。高温焼き戻しでKD11Sの2倍も伸びるし、硬さはでるが耐摩耗性もない。なんでこれがSKD系なのでしょうか?
「SKD11系」の材料は本当のところは、「SKD11を代表とする冷間ダイス鋼系統」の材料とするくらいが適切でないかと思います。 DC53に限って言えば、「8%Cr系冷間ダイス鋼」でしょうか。 でもそう言われれば「そりゃなんだそんな変なものは使わない」となるでしょうから、大雑把に「SKD11系」の材料と言っているんじゃないかと思います。 世の中に沢山ある鋼種の中で、同じような用途で使われる似たような(この辺りの感覚は、熱間ダイス鋼やチタン合金や構造用鋼にくらべれば似てるじゃないかというレベルでしょう(笑))鋼だから、確かに間違いとまでは言えないと思いますが、誤解を生む危険がある表現です。 本当のところを説明すると売るのに手間がかかり過ぎるから、あえて言わないんじゃないかと思いますね。 売る側の売り文句だけでなく、じっくり時間をかけて中身を吟味して理解した上で使う姿勢が必要じゃないでしょうか。
識者が色々、述べており同感ですが、 肝心な点はDC53もKD11SもSKD11のイメージ に寄生虫のように宣伝されている材料だから ぜんぜん違う材料なのに勘違いして、使って トラブルを招いているのではないでしょうか? 騙されたなんて通用しません。自分で如何に リスクを受け止められるかに、お金を払うの がお客さんなので、人任せにしているのが 悪いと思います。
SLEIPNERをご存知とは。それはたぶんSLD10のモノマネ材料では 無いでしょうか。被加工材の工夫にばかり、気を取られて本 業の削りの進化に対応できないと、基本的には良くはありません。 大体、快削鋼系のダイス鋼を使うところから潰れていったのは 第二次石油危機だったかな。今はコンピュータテクノロジーの勉強 が主軸じゃないかと思います。
SKD11はニーズの変化に対応できない面が目立つようになりメーカー各社が独自の改良鋼種を開発しているのが現状です。すなわち、金型の製作工数短縮を狙って被削性を改良したKD11S,ARK1,DCX, また、金型の使用条件の苛酷化に対応し、耐欠損性、耐かじり性を改善したSLD8,DC53,SLEIPNER,など。当然ながらSKD11とは特性は相違しており熱処理など利用技術面で問題を生じている事例が見受けられます。しかし、これらはわれわれ製造業の生き残りの試練の一環とみるべきでメーカー、ユーザーが協力して解決しなければならない問題です。あまり世評にまどわされず自分で体験研究することが大事ではないでしょうか。
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