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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:高速ニッケル電鋳)

高速ニッケル電鋳の方法とは?

このQ&Aのポイント
  • 当社は、電鋳(銅,ニッケル)にて、塗装マスクを製作しております。お得意様からは短納期を希望されており、特にニッケル電鋳の高速化が求められています。
  • ニッケル電鋳の高速化を実現するためには、応力が少なく短時間で厚付けする方法が必要です。
  • どのような方法を使えばニッケル電鋳を高速化できるのか、教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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noname#230359
noname#230359
回答No.1

塗装マスクですと肉厚0.51.0mmと思います。 ニッケルメッキ液はスルファミン酸ニッケルでしょうか? 応力は応力減少剤の添加で調整できます。 従って問題は、短時間で厚付け=均一な電着が出来るようにすることにあると思われます。 どの程度の大きさ・どの程度の3次元形状の凹凸があるものか判りませんので、一般論になってしまいますが、 1.全体的な均一性を上げるには、出来るだけ低電圧でメッキした方 が良いようです。  このための対策としては、メッキ液のニッケル濃度・温度を高くす るなどを行います。 2.ワークの中央部・凹部は電着されにくいので、補助陽極を使いま す。 3.ワークの端部・凸部は電流が集まりやすいので、邪魔板のカバーを 付けて電流を流れにくくします。  カバーを付けても電流は回り込んできます。 回り込みの角度を40°位とみて,カバーの大きさを調節します。 ワークの電着面とカバーとを接近させれば小さなカバーでも良いの ですが、離せばそれなりの大きさのものを付ける必要があります。 4.ワークの凹凸の程度によってメッキの電流密度を変えた方がよいで   しょう。 凹凸の少ないものでしたら、2.5A/d?で2日弱で製作できます。 凹凸が激しい場合は11.5A/d?、途中で一度マスキングをした方がよいでしょう。 応力は実際に使う電流密度で測定して、2kg/c?位の値に調節します。私どもでは山本鍍金試験器のスパイラル応力計を使っています。

noname#230358
質問者

お礼

大変ご親切な、回答を頂き誠に有難うございます.感謝致します。 ご指摘のとうり、スルファミン酸ニッケルで行っております。現在当社の層の容量は、600リットルで小物は当社で行いますが、1200×200×200程度を近くの電鋳屋さんに頼むと10日かかります。5日位で仕上がると助かるのですが。 先日、工業新聞に今までの半分の時間でニッケル電鋳が可能になったという記事がありました。従来と違う方法があるのでしょうか?もしその方法があるとしたら 当社において、その設備を儲けようと考えています。 なにぶん不勉強なもので解らない事だらけでご迷惑をおかけしますが、今後共アドバイスのほどよろしくお願い致します。

その他の回答 (2)

noname#230359
noname#230359
回答No.3

私の経験では0.51mmの電着でしたら12間で加工が可能と思います。 底付の深い形状の電鋳装置を設計していましたが24時間で1mmの要求に対応していました。 通常の方法では陰極上の電流分布をコントロールするのが難しいと思います。装置を変えてみては如何ですか。 連絡頂ければ協力できます。

noname#230359
noname#230359
回答No.2

丁重な御礼恐縮します。 工業新聞に今までの半分の時間でニッケル電鋳が可能になったという記事があったとのことですが、ご存知のように、めっきの電着量は電流密度と時間で決まります。半分の時間で」ということは電流密度を倍にしたということの筈です。この場合にやらなくてはならないことは、その電流密度での応力の調整・めっきの均一化の2点と思います。 応力の調整は、実際に使う電流密度で応力測定をして応力減少剤を添加します。応力測定は難しい・面倒だと思われる方が多いようですが、私どもではパートの女の人がやっています。難しくも面倒でもありません。 めっきの均一化は、補助陽極・カバーなどで対処するのが一般的と思います。文献にめっき液をエァー攪拌して電流の流れを乱す」ということが載っていましたが、スルファミン酸ニッケル浴で行いますとめっき液が分解されるためか、応力が上がってしまいます。 めっき液中に砥粒を混入して凸部を研磨しながらめっきする」という方法もありましたが、大型のもののめっきには使えそうにないので試していません。 ご参考までに、私どものめっき槽は40008000Lが主体で、50000Lという槽もあります。 事務局へお問い合わせされて直接メールなどいただければ、もう少し具体的にお伝えできることがあるかとも思います。よろしければご連絡下さい。

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