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メッキのピンホールに悩む | メッキ修理のアドバイスは?
- メッキのピンホールに悩んでいる方へ、修理のアドバイスをご紹介します。
- 素材の鉄パイプによる地傷がメッキのピンホールの原因です。
- 他の素材やパイプメーカーについてもお考えください。
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はじめまして、通常のピンホールですと、洗浄が悪いか、環境が悪い か(ホコリ)ですが、御社の場合は、素材であるパイプに最初から入っ ているとのこと、やれることは限られていると思います。材料納入メー カーと打合せをし、若干のコストは、アップ致しますがビニール被覆を してもらい、輸送時も十二分の注意を払ってもらうことではないでしょ うか。勿論、メーカーの対応が悪ければ、他メーカーも探さねばなりま せん。
- 参考URL:
- www.furuichi-tec.co.jp
こんにちは。わたしはめっき業者ですので、あまり素管材質に対しての知識は有りませんが加工方法の点から質問についてのアドバイスになればと思ってお答えします。 まず、素材についてですが、高炉メーカーや引抜メーカーの若干加工方法の違いによって素材欠陥巣もまちまちです。 ただ、どのメーカーの製品ともミルシート上では各成分の範囲内に入ってるものが当然で、同種の素管自体を仮に2,3社購入して比較しても、まずどう違うかの判断は難しいと考えられます。 特に成分上、最小・最大でも範囲内ですので見た目では判断がつかず G研・バフ研をしてみて初めておかしいな?というのが多々あります。 そこで我々の分野での話について研磨加工で発生する傷の事例を説明しますと、薄肉厚による歪、かじり・硬軟素管硬度によるムシレ、砥石選定の違いから地傷と加工傷の発生を促進してしまう素管等があります。 前者は、比較的目視で判断できますので、ロールの形状によって難しいものもありますが、各研磨の送りスピード、切込量、加工方法(振れ止め使用)などで回避できます。しかし後者はある程度各研磨加工を行なってからその素管に合った方法を模索していくしかなく、多少時間の掛かるものと思つていただいた方が正解だと思います。 現実にわたしどもで半年掛かってメーカーと打合せして改善していった経験があります。(なんともならないものも中にはありますが・・・) また、めっき業者としては当然となってしまうのですが、地傷があるものをめっき加工してもピンポールはさらに拡大するだけで、素管のピンホール(巣、研磨スクラッチ等)を穴埋め加工(溶接等)しなければ、改善 されない為、溶接等を行なう事が多々あります。 但し穴埋め加工の場合、溶接等を行なう事でロール精度に問題を発生させるものがまた別に出てきますし、追加工が発生しますのでコスト面でも割高になり、あまりお薦めできませんので、現状の素材を使っていかれるのであれば、各研磨方法の改善が一番の早道かと思います。 素材硬度に伴う研磨材選定に、特に注意して業者さんに相談してみて下さい。