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メッキ塗装のアニール処理について

S級の亜鉛メッキについて教えてください。 STKMのパイプ材の上にS級の亜鉛メッキ塗装(約11μm以上)をかけてその上から電着塗装(20μm以上)をするのですが、電着塗装後にパイプ表面に塗装の盛り上がりのような現象が発生してます。 盛り上がった部分をマイクロスコープにて表面解析すると、部分的にもりあがっていて、 部分的に剥離し、同様に観察すると巣穴がある事がわかりました。 塗料メーカーの見解では、メッキ塗装中にガスがメッキ層の中にたまり、その上から 電着をかけ、焼付けすることでメッキ中のガスが上まででてくるのではとの見解でした。 その結果から、メッキメーカーにてメッキ塗装品をアニール処理をしてもらったところ、 その現象が前は5割でていたものが0まで減少しました。 そこで質問です。 メッキメーカーでアニール処理(ガス抜き)工程は普通にあるものだそうですが、 なぜ、メッキ塗装の中にガスがたまるのでしょうか? メカニズムが知りたいので詳しい方ご教授お願いします。 メッキも電着同様に、塗装時、電気分解で水素ガスが発生するのはわかりますが、 なぜ抜け切らないのか?メッキ層の中に入り込んでしまうのかがわかりません。 メッキメーカーは、そもそもの素材が悪いと悪さを認めていないので 調べてくれず困っています。

みんなの回答

  • jamf0421
  • ベストアンサー率63% (448/702)
回答No.1

めっきの専門家ではありませんが... annealはガス抜きという意味ではなく焼きなましの意味です。めっきはイオンが順に表面の特定の点で電荷を失って個体表面にdepositするので、その成長開始のところは通常いろいろな結晶面が細分されてあらわれます。そして、まもなくいくつかの優勢な結晶系が伸びる形になります。めっき断面の結晶を観察することができます。 anneal作業は、最後にそれを加熱処理することにより、めっき相をより安定な結晶相に落ち着かせるのだとおもいます。