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グローバル化による自国第一主義
グローバル化はなぜ、先進国において自国第一主義をもたらすのですか?
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もう少し詳しく質問のポイントを書いてもらったほうが良いと思いますが、アメリカ・ファーストを提唱しているトランプ大統領のアメリカの状況を説明します。 グローバル化が進むと、国際水平分業と言うのが起こります。先進国は金融と消費。労働賃金の安い国は単純労働、製造。技術力のある国は精密な部品や研究開発。企業は多国籍化し、アメリカの企業でも世界各地に水平分業にあった支社や提携会社を持ち、企業としての売上、利益は大きくても世界に分散してアメリカに必ずしも税金が落ちなくなります。またアメリカの企業が業績が良くても中国やメキシコで生産させたものをアメリカ人が買うために輸入することになるので貿易赤字になります。一方成長著しIT企業はアメリカが圧倒的に強いのですがやはり世界展開をする中で支社を世界中に作りそれぞれの国で利益をあげ税金を払います。アメリカの技術、アメリカの経営であるにもかかわらずアメリカ国内では儲からない。 アップルは70兆円くらいの現金を保有しているのですがその殆どが海外でアメリカでは借金をしているくらい。 アメリカの企業が頑張って経営が良くても、アメリカに利益が落ちず税金も払わないし、アメリカ国内での雇用にも貢献しない。 そう言う歪みが発生していてそれを正すためにアメリカファーストを持ち出し、アメリカのお金が海外に流れるのを防ぎ、貿易赤字を無くし、雇用を増やし、結果税収を増やそうとしています。中国やメキシコで安く生産させるのではなく極力アメリカ国内で生産させる。企業が海外に利益を移さないように法人税を安くしてアメリカに利益が落ちるようにさせる。自由貿易協定は見直して、アメリカに有利な条件にしないと輸入関税をかけると脅す。 シンプルに考えるとごもっともなのですが、それによって他国を苦しめ、排他的、差別的な態度を取り、結果アメリカ国民が高いものを買わされ、他国間の貿易協定から締め出される。アメリカ・ファーストは悪いところがたくさんあります。ただアメリカが閉鎖的になると、他の国も対抗上閉鎖的にならざるをえず、それぞれの国や地域でブロック経済が起こったりすると戦争につながる可能性があってトランプの発想は危険だと思います。
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- copemaru
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グローバル化に伴って産業の空洞化が起り、結果国内の働き口が減り、外国人が流入して給与水準が下がり、不満を持つ国民が増えました。 選挙では自国第一主義を掲げた方が有権者のウケが良く、政治家はナショナリズムを煽って選挙に勝とうとするからです。
- kimamaoyaji
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グローバル(国境がない)と自国第一主義(ポピュリズム)は相反することです、 「グローバル化による自国第一主義」と言う事は矛盾の塊であり成立せませんが?トランプはグローバル化を止めてポピュリズムにカジを切ったのだし、イギリスもEU離脱でグローバル化でなくポピュリズム化にカジを切ったのであり、グローバル化したポピュリズムなんて矛盾した物ではありません。