メダル至上主義は存在しない? うそつけ!
柔道女子日本代表の監督を務めていて、選手15人から暴行があったと告発され、監督を辞任した園田氏が記者会見でこう述べていました。
「柔道においては確かにメダル至上主義が存在しています」
するとこの様子を報じたマスコミ(主にテレビ)の出演者は異口同音に次のようなことを言っています。
曰く
「メダル至上主義なんて存在しない」
「五輪出発前に僕らが言ったのは”頑張ってきてほしい”ということであり、”メダルを取ってきてほしい”などとは一言も言っていない」
「五輪は参加することにこそ意義があるんだ。メダルを取ることが目的ではない」
「勝利至上主義、メダル獲得至上主義に陥ったのは園田氏一人だけ。ほかの指導者、選手は誰一人そんな誤った目標にとらわれてはいない」
etc,etc.........
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よくもまあ、こんなウソを堂々と言えるもんだと思います。
では、五輪終了後にがメダル獲得者のみをほめそやし、生放送のテレビスタジオに無理やり引きずり込み、芸能人と一緒に番組出演させ、メダル獲得者のみに報奨金(しかも金銀銅で明確に金額差がある)を与え、メダル獲得者のみを銀座や選手の地元でパレードさせ、関連出版物を刊行したのは一体、どこのどいつなのでしょうか?
明らかにマスコミ(主にテレビ)とJOCと各競技団体、および選手所属先企業ではありませんか?
選手が
「メダル取ったんだからテレビに出演させろ、芸能人有名人と会わせろ、パレードをやらせろ、金よこせ、写真集を出版させろ」
と自ら言ったのですか?
(まあ、ごく一部には居たかもしれませんが)
違うでしょう。
「メダル獲得至上主義」という言葉を直接的に口から発しないだけのことであり、マスコミやJOC,各競技団体、所属先企業がやっていることは立派にメダル獲得至上主義、勝利至上主義ではないでしょうか?
なぜ彼らマスコミやJOC,競技団体などはこのようなウソをつくのでしょうか?
「メダル至上主義、勝利至上主義は確かに存在する。勝利者、メダル獲得者のみを必要以上に褒賞しカネも与えることが選手個人や指導者のモチベーションにつながることと信じていたし、それが功を奏したこともあると思う。
しかし今般の事件を以て、この問題に真正面に向き合って全面的な問題解決と、新しい指導方針、新しい団体運営方針を打ち出していきたい。」
というように自らを律し、反省することができないのでしょうか?
お礼
そうですね。 私も「インデペンデンス・デイ」のDVDを持っていますが、この作品はその代表的な例の一つだと思います。