- ベストアンサー
アフィリエイトは事業か?個人事業主になる必要はあるのか?経費の申告は?
- アフィリエイトは事業なのか、個人事業主になる必要はあるのか疑問です。誰がアフィリエイトを事業と認めるのか、自己判断で良いのか、第三者の機関が判断するのか不明です。また、個人事業主になるのは義務なのか、権利なのかもわかりません。さらに、経費の申告は個人事業主にならないと利用できないのかも疑問です。
- アフィリエイトが事業と認められるかは自己判断するのか、第三者の機関が判断するのか疑問です。個人事業主になるのは義務なのか、権利なのかも不明です。個人事業主でなければ経費の申告はできないのか気になります。
- アフィリエイトが事業なのか、個人事業主になる必要はあるのか疑問です。アフィリエイトの判断は自己判断で良いのか、第三者の機関が判断するのか不明です。また、個人事業主になるのは義務なのか、権利なのかもわかりません。経費の申告は個人事業主でないとできないのかも気になります。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
※長文です。 >アフィリエイトは「事業」ですか? 「アフィリエイトによる儲けが税法上の事業所得に該当するか?それとも雑所得か?」は、「人それぞれの状況(や考え方)」によりケース・バイ・ケースです。 >……自分自身がそう思うかどうか、でいいのですか? それとも、第三者の機関か何かが判断するのですか? 「自分(≒納税者)自身」です。 そして、納税者から申告された内容が【税法上適切かどうか?】を判断するのは、「国(≒税務署の職員さん)」です。 --- ちなみに、「自分の判断」と「国の判断」が一致せず、なおかつ、【どちらも譲らない】場合は、最終的には「裁判所」に結論を出してもらうことになります。 (参考) 『パンフレット「暮らしの税情報」(平成29年度版)>申告と納税|国税庁』 http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/koho/kurashi/html/06_1.htm >【国の税金】は、納税者が【自ら】税務署へ所得等の申告を行うことにより税額が確定し、この確定した税額を【自ら】納付することになっています。 >これを「申告納税制度」といいます。 --- 『事業所得と雑所得の違い|丹羽総合会計事務所』 http://niwa-tax.com/596.html 『雑所得―分類>雑所得と事業所得とを区別するための判断基準―社会通念|[税金]所得税法・法人税法等』 http://shotokuzei.k-solution.info/2007/05/_1_109.html#a1 ※文中「供与所得」とあるのは「給与所得」の間違いと思われます。 --- 『申告納税制度|コトバンク』 http://kotobank.jp/word/%E7%94%B3%E5%91%8A%E7%B4%8D%E7%A8%8E%E5%88%B6%E5%BA%A6 >……申告納税制度を補完するものとして、一部の納税者を選定して税務調査を行なう制度や、脱税や申告の遅延に対して、追徴課税をできる「更生(正)決定」が国税庁には認められている。 --- 『確定申告後に税務署から来署案内?(2011/01/18)|さいたま市 税理士 小暮巌のブログ』 http://iwayan.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-594e.html 『税務署はいくらから来る?(2010/12/06)|税理士もりりのひとりごと』 http://moriri12345.blog13.fc2.com/blog-entry-760.html --- 『課税に不服なとき>不服申立ての手続|国税庁』 http://www.nta.go.jp/taxanswer/fufuku/huhuku3.htm >……「事業である」と判断した(あるいは、された)としたら、個人事業主になるのは義務ですか? それとも、権利ですか?…… 【誰が判断したにせよ】「事業である」ならば、(その事業を行う個人に)【開業の届け出を行なう義務】が生じます。 一方で、【自分自身が】「事業である」と判断したならば、【開業の届け出を行う権利がある(≒事業主としての特典を使う権利がある)】とも言えます。 (参考) 『申告所得税関係>[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続|国税庁』 http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/04.htm >[提出時期] >事業の開始等の事実があった日から【1月以内】に提出してください。 --- 『所得税……青色申告制度|国税庁』 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2070.htm >……一定水準の記帳をし、その記帳に基づいて正しい申告をする人については、【所得金額の計算などについて有利な取扱いが受けられる】青色申告の制度があります。 >青色申告をすることができる人は、 不動産所得、【事業所得】、山林所得のある人です。 >事業をする上での様々な出費を「経費」という名目で申告するというような話を聞きますが、それは個人事業主にならないと利用できないシステムなのですか? いえ、「必要経費」は、「事業所得でなくても(≒雑所得でも)」収入金額から差し引くことができます。 (参考) 『所得税……雑所得|国税庁』 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1500.htm >2 所得の計算方法 > 【雑所得】の金額は、次の(1)と(2)との合計額です。 > (2) 公的年金等以外のもの > 総収入金額 - 【必要経費】 = その他の雑所得 >たとえばレンタルサーバーの費用は、内容的には間違いなくアフィリエイトの「経費」のはずですが、やはり「個人」のままでは単なる「私的な出費」ということになってしまうのでしょうか? いえ、以下の国税庁の記事にある通り、「事業所得」も「雑所得」も「必要経費のルール」は同じです。 『所得税……やさしい必要経費の知識|国税庁』 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2210.htm >1 必要経費に算入できる金額 > 【事業所得】、不動産所得及び【雑所得】の金額を計算する上で、必要経費に算入できる金額は、次の金額です。 --- 『必要経費になる?ならない?「必要経費」の考え方(更新日:2018年01月08日)|All About』 http://allabout.co.jp/gm/gc/14618/ --- なお、「損益通算」や「青色申告の特典」など【雑所得には適用にならない特別ルール】が色々とありますので、「事業所得」のほうが(所得の計算などについて)有利な取り扱いを受けられます。 その代わりと言ってはなんですが、「雑所得」には「事業所得」のように「記帳・帳簿等の保存」が義務付けられていません。 つまり、「どんぶり勘定で申告してもOK」ということです。 ただし、「根拠のない必要経費が認められない」のは事業所得と同じですし、あまりにもいい加減な申告は「更正(処分)」の対象になっても文句は言えません。 ですから、たとえ雑所得であっても「領収書の保存」くらいは自主的に行っておくべきです。 (参考) 『個人で事業を行っている方の記帳・帳簿等の保存について|国税庁』 http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/kojin_jigyo/index.htm 『更正決定|コトバンク』 https://kotobank.jp/word/%E6%9B%B4%E6%AD%A3%EF%BD%A5%E6%B1%BA%E5%AE%9A-1164829#E4.B8.96.E7.95.8C.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E4.BA.8B.E5.85.B8.20.E7.AC.AC.EF.BC.92.E7.89.88 *** ◯補足:「開業の届け出」と「個人事業主」について 一般的には、「開業の届け出をしている=個人事業主」「届け出をしていない=個人事業主ではない」という考え方の人が多いですが、税法上は、そういう考え方は【しません】。 税法上は、【開業の届け出をしていても、いなくても】「(法人ではなく)個人で事業を営んでいる人=個人事業主」と考えます。 もっと具体的に言えば、「事業の儲けを個人の確定申告(所得税の確定申告)で申告する人」が「個人事業主」で、「事業の儲けを法人の確定申告(法人税の確定申告)で申告する人」が「法人事業主」です。 ということで、世の中には「開業の届け出をしている個人事業主」と「開業の届け出をしていない個人事業主」、そして「法人事業主」と(ざっくり分けて)3種類の事業主がいることになります。 (参考) 『確定申告Q&A(2013.02.26)|Rhythmoon』 http://www.rhythmoon.com/contents/money2/column_866.html >1. 白色申告であれば開業届を出す必要はありませんか? >開業届を出さずに白色申告をされる(つまり事業所得として確定申告をする)方がいらっしゃいます。 >ですが、税務署としては、【事業所得で申告されたら】、その時に実質的に開業届は出されたもの(=【開業届の提出漏れ】)として扱われています。…… --- 『個人事業の開廃業等届出書は、出さないと怒られる?|個人事業の開業の届出 やり方』 http://kojinjigyou.columio.net/article/97.html --- 『確定申告における個人と法人の違い|知らなきゃ損する確定申告 』 http://kakuteisinkoku.jp/tax-return/individual-juristic/ >……小規模の会社や社長一人で事業を経営している場合でも【法人】の会社はありますし、事業規模が大きく従業員がたくさんいる会社でも【個人】のままで行っている場合もあります。……
お礼
詳しくありがとうございました。 僕の話が正確に伝わったようで助かりました。