全然関係ない鶴竜の話から入りますが、鶴竜は初場所で6日目くらいまでに負けが2つついたら会場は「はい。引退だよね。お疲れさん」という空気になると思います。鶴竜は文字通りの進退がかかった場所になると思います。
稀勢の里は、その初場所の成績如何で今の鶴竜のような立場になってしまうと思います。ノルマは前半での取りこぼしなしの12勝以上。できれば準優勝でしょう。再び負け先行で休場となったら「休場ではなく、引退では?」という声が出てきてしまうと思います。
私が稀勢の里に非常に懸念しているのは、下半身が全く引き締まっていないことです。もうね、一目見ればきちんと身体ができていない、アスリートとしての身体になってないのが明らかなのです。ケガしたのは上半身なんだから、下半身はきちんと鍛えられるはずです。その甘さが先場所の休場に繋がったのは間違いないので、正直私が稀勢の里を見る目は厳しいです。「キミ、自己管理が甘いのと違うのか?」と。7日目までは全勝ターンでいってほしいですね。尤も、横綱なら前半戦で星を落とすこと自体が許されないのですが。
その稀勢の里に続ける幕内力士は、正直いないですね。そういう大器を感じさせる人はね。あえていえば、私は貴ノ岩がすごく面白いと思っていました。もしかしたら大器かもしれないと。でもああいうことになってしまって、ちょっともう精神的にキツいと思います。ここから精神を立て直すのはとても難しい。
照ノ富士の膝のケガさえなければ、という感じでしたね。膝のケガをしてからの照ノ富士は、悪い意味でビフォーアフターになってしまいました。
つい半年くらい前まで、横綱稀勢の里が誕生して下からは宇良などの面白い若手の台頭も感じられて、あの若貴時代の多士済々ぶりが復活するかと思いきや、相次ぐケガにこの大騒動。まさかの日馬富士引退に鶴竜ももう引退寸前、時代を担うと期待された稀勢の里がここぞというときに(いつもの)カックンでねぇ。
高安は、まあ大関という器じゃないかしら。もしこれで横綱になったら鶴竜と同じで「弱い横綱」といわれそうな気がします。
お礼
ご回答ありがとうございます。 逸ノ城ですか?覚えときます。