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横綱昇進基準とは?外国人力士や過去の例も含めて解説
- 大相撲の横綱昇進基準は二場所連続優勝かそれに準ずる成績が必要です。
- 昔は外国人力士には厳しい基準があったり、横綱が一人だと簡単に昇進させたりすることもあったようです。
- 叉今稀勢の里が日本人で一番横綱に近いと言われていますが、横綱昇進の基準には矛盾があるとされています。
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むしろ、横綱昇進の”2場所連続優勝”の基準が作られるきっかけになったのが、質問者様の記載した双羽黒(当時・北尾)の昇進、その後の不信です。 当時は”準ずる”を拡大解釈出来る土壌があり、千代の富士のライバル作りを急いだ協会によって「生み出された」横綱、とも言えます。その後、北勝海(当時・保志)や大乃国、それこそ旭富士といった、成績と格が一致しない横綱を大量生産(皮肉です)した結果(この辺が質問者様のいう、横綱の数による基準の甘さ)、この横綱が引退で総ざらえになった頃、それこそ若貴&曙の昇進の基準として、”2場所連続優勝”の基準が設けられました。特に貴乃花は、上記”準ずる”の基準であれば横綱昇進に十分だったにもかかわらず(連続優勝はないものの、1994年は九州場所前まで5場所中3場所優勝で、他2場所も11勝4敗。稀勢の里基準(?)なら横綱昇進です)、連続優勝がないという一点で横綱推挙をしなかったことで、(普通の大関はこれで意気消沈しますが)奮起した貴乃花は九州場所も全勝優勝。直近2場所の連続優勝に”大関の2場所連続全勝優勝”(史上初)の文句ない成績で横綱昇進を決めました。 でも貴乃花の例を考えれば(間違いなく大横綱の1人になった)、やはり横綱昇進は難関中の難関であるべきだと思います。その意味では、今場所の稀勢の里の昇進基準はあまりにも甘すぎた。そして、それでもダメだった。もう稀勢の里に横綱の目はありません。これ以上条件を下げるわけにも行きませんし。 別に横綱がいないことが問題なわけではない。横綱に値しない力士なら昇進しない方がいい。上記北尾については、悪評のほとんどがガセで単純に時代に合わなかった(千代の富士が万全の上、当時は小錦という強烈な黒船が現れた時代。結果的にその小錦のヒザを北尾がサバ折りで破壊した事が、北尾の悪役イメージを決定づけたわけですが)。 単純に星数より、大関で2場所連続優勝すれば横綱。基準はこれ1点だけでいいと思います。この長い大相撲の歴史で、曖昧な基準での昇進を含めても、力士全体で70人しか横綱になっていない。滅多にたどり着かないから価値がある、とするべきです。その意味では、外国人とはいえ曙も武蔵丸も白鵬も日馬富士も”あの”朝青龍も含めて、その厳しい基準で昇進しているわけですから、日本人横綱が欲しいからと稀勢の里だけ甘い基準は元々合わなかったと言えるのでは、と。
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- lions-123
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>横綱昇進の基準について ↓ 質問文に記載の通り、曖昧さ選考のブレに私も疑問・矛盾を感じています。「外国人力士・横綱や大関の人数・心技体」 これは、オリンピックの代表選出でも言えるのですが、明確な基準や規定、選考過程の透明化や情報公開、選考委員の権限や構成等の問題が従前より指摘されて来ましたが、具体的な案件が出る都度、NHKやスポンサー、視聴者&ファン&視聴率の意向影響も興行面の配慮まで絡む為だと思います。 つまり、必要条件としての「二場所連続優勝かもしくはそれに準ずる成績」を満たすことが絶対評価となり、十分条件として心技体における横綱としての品格・技量の部分が相対評価として横綱のイメージや過去の昇進した力士との比較や成績で微妙な場合に基準に近い時の加減算ポイントとして、取り口や相撲内容にまで波及する為に、その選考や審査過程が良く分からず結果に対して疑問や不満不信が芽生えるのだと思います。 絶対条件で誰もが納得出来る成績で基準をクリアー(例えば2場所連続しての全勝優勝)していれば、異論の余地なく簡単なのだろうが、優勝でも13勝や他横綱からの勝利なしだったり、優勝に準ずる成績が準優勝でも12勝どまりだったり、さらに先々場所成績が不振(11勝以下)や休場だった場合には、横審や相撲協会や有識者やファンの昇進or見送りへ賛否意見が割れる所です。 また、ファン心理としては判官びいきではないだろうが、日本人力士の優勝と合わせ横綱を見たい、実現してほしいという願望は良く分かるし、私自身も望んではいるが・・・ そこに、過去の事例との比較があり(小錦や魁皇,双羽黒や旭富士のケース)、論議を呼んだ力士のその後の成績や活躍状況にも責任論やトラウマが有るので、一層判断を難しく迷わせる所以だと思います。 必要十分条件を満し、絶対評価でも相対評価でも誰もが認め望み期待される成績・心技体の裏付けが有る横綱の誕生を望みたいが、微妙な成績が地位が人物を作る面や可能性を摘み取る事に成らないのか、不明朗な選考が相撲界の旧弊&不祥事の根源の一つにも成るリスクが有ります。 簡単ではないが、それ故に、横綱昇進の案件に対し、その合否を迅速に公平に判断され、皆が納得出来る選考基準の厳正適用、審議委員の責任と見識、選考過程の透明化と情報開示が重要なのだと思います。 個人的には、横綱の数(枠)とか国籍とかに関わらず、純粋に成績で決められたルールに沿って昇進を提案され、特別な事由(公序良俗に反する犯歴)がない場合には粛々と手続きを経て昇進してほしいと思います。
お礼
有難うございます 公平に昇進されるのが私も良いと思いますが、 心情として日本人をと思うと甘くなるのですね?
お礼
有難うございます 昭和末期に横綱を甘い昇進で作った後、厳しくなったのですね