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アルケンのラジカル反応について

アルケンに対する臭化水素の付加反応で、過酸化物が存在するとラジカル中間体を経由して反応が進むと習いました。 ここで、アルケンのラジカル重合が起きないのはなぜなのか?と疑問に思っています。 何か反応性に関わる法則があるのでしょうか。それともこれはこういうものだと覚えるしかないのでしょうか。 どなたか詳しい方、ご教授ください。 よろしくお願いします。

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回答No.1

化学反応を言葉だけで説明するのは、困難ですね。 ラジカルをRとすると、HBrの付加反応だと、R+HBr→R-H +Br*の反応でBr* (臭素ラジカル)が発生し、これがアルケンに付加します。しかし、質問者が言うように、ラジカルが直接アルケンに反応すれば、ラジカル重合が起こる可能性が有ります。ラジカル重合の場合は、R + C=C → R-C-C*と新たなラジカルR-C-C*ができて、これが次のアルケンと反応して進行します。HBrの付加も、ラジカル重合も最初の反応は可逆的で、元に戻る可能性が有ります。 どちらの反応が進行するのかは、結局、それぞれの反応速度と、生成物の安定性の両者で決まります。

kuchem
質問者

お礼

お礼が遅れてしまい申し訳ございません。 回答いただきありがとうございます。 他の反応だと、たとえば電子密度が高いからだとか理屈がイメージしやすいのですが、ラジカル反応だけは法則性みたいなものが全く見えてこずに理解しづらいです。 生成物の安定性はなんとなくわかるのですが、反応速度の部分がうまく自分のなかでピンときませんでした。 もう少し勉強してから考えてみようと思います。 ありがとうございました。