- ベストアンサー
遠心スイッチの原理は?
遠心スイッチの原理について教えて下さい。 回転速度が上がり、規定値以上になったらスイッチONするのかと思うのですが。 規定値(回転速度)以上をどうやって判断するのですか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
基本的には回転軸と同期して回るケース内にフライウエイトという錘がついていて、この錘が遠心力で外側に広がろうとする力で動作します。錘にはリターンスプリングが取り付けられていて、スプリングの力で回転軸方向に引っ張られていますので、遠心力が小さなときは錘は閉じていますがある程度以上に回転があがると徐々に開きだします。この動きを利用して、接点の開閉を行います。 そのほかにも水銀を用いたものや機械的なスイッチを用いずストレンゲージという半導体センサーを用いる物もあります。 水銀を用いたものは円錐形の器を下側がとがるように置き、そこに水銀を入れてあります。遠心力が加わると水銀が遠心力で外側に移動して行きますが、外側の部分に水銀と接触するように接点がもうけてあり、水銀と接触すると水銀を通して電流が流れる仕組みです。ストレンゲージを用いたものはストレンゲージと言う半導体素子(曲げたりする力が掛かると電流の流れ方が変わる性質がある)を遠心力で変形するような向きに取り付けて、回転による素子の変形を利用しています。
お礼
ご回答有り難うございます。 理科系に弱い私でも、充分理解できる親切な説明です。 感謝します。