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WAISに関する疑問

先日、OKWAVEにて質問をしたものです。 幸い、専門家の方から回答を頂くことができました。その回答でさらなる疑問が出てきたので質問させていただきます。「」内は専門家の方の回答の抜粋です。 1、発達障害という診断について 「まず、発達障害と書かれておられますが、デコボコが発達障害というわけではありません。最低値がどこにあるかが重要となります。最低値が平均を上回っておられますので発達障害ではありません。デコボコを発達障害とする間違った解釈が見受けられることもありますが。」 「心理士さんによって分析が大分異なるといったことはありえません。wais-IIIの検査キットには、実施・採点マニュアルがついております。検査方法というものは、できるだけ検査者によらずということが大前提となっています。 という回答をいただきました。」 支援センターでは、  ディスクレパシーが30以上あり得意不得意がはっきりとある。ただ発達障害はWAISだけではなく心理テストと総合して判断する。  iqの大小は関係なくディスクレパシーがあることが問題 という旨の説明を受けました。凹の部分が平均を上回っていた場合発達障害ではないという見解は初耳なので驚いています。どこからでてきた情報なのでしょうか?  心理士さんによって解釈が180度異なるというあり得ないと思われる自体が起こっているので困惑しています。 2、IQと群数値について 「iq、群指数は、先天のみならず後天にも影響されますので、確かに変わり得るということはできます。しかしながら、凹の部分をあげようとするよりも、凸の部分を中心にあげようとする方が効率的といえます。凸の部分と凹の部分は完全には独立ではないことから、凸の部分を上げることが凹の部分の底上げにもつながるからです。もちろんこれは凹の部分を軽視するということではありません。この考え方は、”補う”ということとは異なります。全体の底上げです。最低値が標準値より上ですので、無理にデコボコを矯正するといった必要もありません。デコボコは優れた個性として発揮されます。」 全体のIQの後天的な部分を伸ばすという意見、ありがとうございます。後天的にIQを多少伸ばせることは分かりましたが、 2-1、どのようにして伸ばすのでしょうか?(処理速度と意志の弱さが関係あるのならば処理速度のあげ方を重点的に聞きたいです) 2-2、もし上限に達した場合、上限に達したということはどのようにして分かるのでしょうか? 教えていただきたいです。 言語理解131、知覚統合114、作動記憶126、処理速度105、言語性136、動作性105 全検査124 単語19、類似12、知識15、理解17、算数17、数唱13、語音13、配列8、完成9、積木14、行列14、符号9、記号13、組合7 描画テスト 家、木、人の絵を書くお題が出される。何度も家の絵を消しゴムで消しながら描くが、その後木、人を書くことに興味が移ってしまい、家の絵が未完成のまま提出してしまった。いったん注意が外れると、先にやっていたことを忘れやすい特性があると判断された 社会常識テスト 問題なし 診断PDD-NOS(医者にはADHDの診断でコンサータを処方されています)

専門家の回答 ( 2 )

回答No.4

こんにちは。 再度の回答をさせていただきます。ご質問の分量が多いですので、1.から順に分けて回答させていただきます。疑問が出ましたら順に再度ご質問下さい。 「支援センターでは、  ディスクレパシーが30以上あり得意不得意がはっきりとある。ただ発達障害はWAISだけではなく心理テストと総合して判断する。  iqの大小は関係なくディスクレパシーがあることが問題という旨の説明を受けました。」 まず、「ディスクレパシーがあることが問題」という説明が不適切で、”問診や心理テストの結果出てきた問題点はディスクレパシーによって説明できると推測されます。” が正しい説明なのです。なぜなら、ディスクレパシーがあっても、問診や心理テストで何ら問題のない場合もあるからです。 ディスクレパシーは、世界的に重視されています。しかしながら、障害というよりも個性という立場でです。ディスクレパシーがあることにより、コミュニケーション能力等の低下につながる可能性はあります。変わっている、人と違うといった評価につながる可能性もあります。これらのことを、そのまま障害と呼ぶのが適切かということです。もちろん、例えばコミュニケーション能力が低い等のことだけをとって発達障害とされる可能性はあると思います。 また、WAISの結果で「ディスクレパシーがあることが問題」ということについてですが、最低値が平均を上回っている場合において、最高値およびそれに準ずるいくつかの優れた部分が削られてディスクレパシーがなくなれば障害でなくなるというおかしな論理になります。 従いまして、WAISだけで見ると「凹の部分が平均を上回っていた場合発達障害ではない」というのが基本線で正しい論理となります。最初のご質問で「WAISに関する疑問」とされていたので、当初はこれにフォーカスいたしました。WAISは知能検査であって発達障害の検査ではなく、発達障害の検査の1つとして取り入れられているので、問診や心理テスト結果を総合して判断すると、その結果で発達障害と診断される可能性はあり得ます。 問題は、知能検査で凹の部分が平均を上回っていてかつ突出した点があるにも関わらず、発達障害という用語が独り歩きしてしまうことであると考えます。”障害”という用語を安易に使用せずに、”特性に偏りがある”という表現が妥当なのです。何らかの問題が見受けられる場合に、”特性に偏りがあることからくる問題”といった表現が適切なのです。 薬を出したいがゆえに無理に診断名をつけて、出しているケースもあり得ないわけではありません。

松代 信人(@sainou) プロフィール

◆注力分野:知能改善、普通学級へ進路開発 幼児の知能改善、発達障がいの早期予防、知的・発達障がい・学習障害の治療教育 ◆対応分野 学習能力開発、進路開発、受験うつ、ネット依存 メンタル支援(脅...

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回答No.2

こんにちは。 先日回答させていただきました。 まず、ご質問の表題「WAISに関する疑問」から大きな誤解があるようですので、この点についてクリアにさせていただきます。 WAISは知能検査であって、発達障害の検査ではありません。発達障害の検査にWAISも使用しているということです。 発達障害の行動特徴として多く見受けられる他人と少し違うといったことをWAISでは断定できませんので、医師が問診や質問紙、他心理テスト等を併用しているわけです。 「WAISに関する疑問」の範疇での「発達障害に関する議論」には誤解が多々出ますので、別途詳細の回答させていただきます。少しお時間をいただきます。

松代 信人(@sainou) プロフィール

◆注力分野:知能改善、普通学級へ進路開発 幼児の知能改善、発達障がいの早期予防、知的・発達障がい・学習障害の治療教育 ◆対応分野 学習能力開発、進路開発、受験うつ、ネット依存 メンタル支援(脅...

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