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人生の黄昏を迎えて、ふと、「純文学」……この表現が良いのか分かりませんが、このように表現されていたようなかすかな記憶……を読みたくなりました。これから、1作家、1冊を読みたいと、思い立ちました。 作品の傾向としては、近年では、比較的、渡辺淳一は好きでしたが、性的な表現は必要ありません。男女の心の機微が印象に残ったような作品と、その作家を紹介して下さい。 どれが良いということではないので、BAは選びません。それでも良ければ、推薦して下さい。 性格が「せっかち」なものですから、明日、本屋に行きたいと思います。(*^_^*)

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回答No.6

今日は。〈男女の心の機微. 〉を描いて、清冽な印象の名品で先づ ◉ 樋口一葉『たけくらべ』~薫り高き、格調の描写は、心の昇華としての情景を眼にありありと浮かび上がらせ、美しい映画の様です。 文語調ですが、古文が不得手の私でも、慣れれば読み熟せました。 短編ですし、図書館なら大活字版も置いてあるでしょう。~私も老眼で文庫は読めません。 短編集の他作品も全て「奇跡の十二ヶ月」と言われる間に作家が物しており、其の影響力から言っても文学史上の最高峰か。漱石・鴎外も平伏すしかない。 ◉ 泉鏡花『春昼・春昼後刻』~春の夢の、一刻の契りと宿世。 此方も格調の文語調ですが、時代も下り熟れて読み易くなったか、明治後期 http://www.aozora.gr.jp/cards/000050/files/46532_23812.html 青空文庫。お化け話に非ずも幻想譚ですが絶品、鏡花の恋愛物では随一と言われ… ●伊藤左千夫の「野菊の墓」なども泣いた憶え有りますが、如何とも淋しく地味な感じで、今となっては… では昭和の文士 ;堀辰雄や大岡昇平、三島などに大影響したフランスの夭折の ◉レーモン・ラディゲ『 ドルジェル伯の舞踏会』と『肉体の悪魔』~青年と年上の人妻物ですが、単なるヨロメキ小説の範疇にはない。冷徹な自己心理描写がエポックと評価され コクトー、堀口大学や小林秀雄が紹介した作家です。~何度も映画化も為れてる ✳︎何れも恋愛物に絞ってみました。渡辺淳一の性描写は下手だとの世評なので、比較して少し格調高いので。~純文学かは今や問題でないです、泉鏡花は大衆流行小説と目されてましたからね。

noname#228965
質問者

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ご回答ありがとうございました。 ご紹介いただいた小説は、「野菊の墓」以外は、どれも読んでいません。助かりました。 渡辺淳一の性描写は下手だとの世評……(*^_^*)私のレベルには合っていたのかも。(*^_^*)

その他の回答 (5)

  • ithi
  • ベストアンサー率20% (1972/9601)
回答No.5

minamiahoudori さん、こんにちは。 では、吉川英治の「新平家物語」でもいかがですか?

noname#228965
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 もう、遠い過去のことですが、与謝野晶子訳の源氏物語を読みました。その時に、「平家物語」もと思ったのですが、読まないままに今日に至っています。 今日は、もう本屋に行ってきたので、またそのうちに行って、何ページかめくってみます。

回答No.4

短編ですが、 シュトルムの「みずうみ」 ツルゲーネフの「あいびき」(二葉亭四迷訳) コールドウェル「ドロシー」など。 Oヘンリー「緑の扉」

noname#228965
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 ツルゲーネフの「あいびき」(二葉亭四迷訳)……読んではいませんが、ふと、若い頃の記憶を呼び覚ますような……。

  • seble
  • ベストアンサー率27% (4041/14683)
回答No.3

「ドクトルジバゴ」 「誰がために鐘は鳴る」 「老人と海」 てか、ヘミングウェイは全部 「渚にて」(SFですが) 「藪の中」

noname#228965
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 ヘミングウェイは全部……シェイクスピアやロマンロランの小説は読んだのですが、ヘミングウェイは記憶にありません。私には、全部に目を通すほどの時間は、残されていませんが、本屋で少しページをめくってみます。

  • eroero4649
  • ベストアンサー率32% (11074/34516)
回答No.2

純文学ではないですが、男女の心の機微で印象に残った作品というと、北方謙三の代表作のひとつである「檻」が思い出されますね。 「若きウェルテルの悩み」も面白かったですが、あれは思春期の多感な時期向けの作品ですしねえ・笑。 ・・・あっ、個人的には「椿姫」がツボでしたね。主人公の男性にものすごく感情移入して読みました。もっとも、あれも若者じゃないとそこまで感情移入できないかもしれませんけれど。今だったらあそこまでもう感情移入できないだろうなあ。 三島由紀夫は「音楽」が実は好きだったりします。まあこの人はなんだかんだで天才ですね。言葉の流れが美しいですよ。

noname#228965
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 北方謙三ですか。古本屋では、むしろ歴史小説家のような印象を受けていました。本屋で、さわりの部分を立ち読みしてみます。 三島由紀夫は、私も若い頃熱中して、小さな書店でも売っているようなものはすべて読みました。 まあこの人はなんだかんだで天才ですね。言葉の流れが美しいですよ。 ……私もそう思いますが、どうしても貴族的な臭いがするのと、自殺をするような人間には、小説を書く、文学を語る資格はないと思って、6冊の短編全集を除いて、全部捨てました。もう過去のことですが。この短編全集も、文字が小さくて、今は読めません。(T_T)

回答No.1

こんばんは。 谷崎潤一郎「痴人の愛」 三島由紀夫「金閣寺」 などはどうですか。

noname#228965
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 谷崎潤一郎は、読んだことがないので、「痴人の愛」……早速買ってみます。