>その建物の基礎や杭などの下を地下鉄が通過していても、安全性は確保されているのでしょうか?
倒壊や地震対策は取られています。
既に大型のビルなどがある場合は対策工事が面倒なので迂回して掘られています。
最近問題になっているのは、地下水対策です。
特に東京は地下水の汲み上げが厳しく規制されています。
結果的に地下水の量が増えて地下水の水位が上昇しています。
環境保護や洪水対策で最近は降雨を浸透させる浸透性舗装の歩道なども増えてきていて地下水位の上昇に拍車をかけています。
地下鉄のトンネルや駅は密閉された形になっていることから地下水に浮いた巨大な船のような状態になっています。
東京駅や上野駅は地下の構内が広いことからは駅全体が浮き上がるという事態が起きています。
均一に浮き上がりませんので、放置すると駅全体が崩壊する恐れがあります。
船よろしくアンカーを設けたり重りを入れたりしています。
これを含めて安全性は確保されているか否かという問題になりますと万全では無いということになります。
地下鉄のトンネルも長く繋がっていますので場所によって浮き上がる度合いが違いトンネルに亀裂が入るようになってきています。
詳しくは下記のURLをご覧下さい。
地下水との闘い - 総武・東京トンネル(30) - Reports for the future ...
mirai-report.com/blog-entry-44.html
最近博多や名古屋で地下鉄工事中に地下水の影響で道路が陥没するという事故が起きました。
周囲のビルには影響がありませんでしたが、崩落した部分に土を入れただけの状態ですので地震で地盤が緩む可能性があります。
ビルが倒壊する恐れを100%は排除できません。
参考
博多道路陥没事故 都市の地下利用に警鐘 - この国を考える
ajimura.blog39.fc2.com/blog-entry-4458.html?sp
お礼
ご回答ありがとうございます。