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大相撲の終わりに
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そのエプロンのようなものを「化粧まわし」といいます。力士を飾る儀礼用の衣装です。 あれは終わりではなく、最初にやります。つまり、出てくる力士たちはこれから取組(とりくみと読みます・試合のこと)がある力士たちなのです。取組の前にお客さんたちにこれから登場する力士を紹介するのです。お客さんの前で紹介をしてもらうときなので、化粧まわしで着飾るのです。この儀式を「土俵入り(どひょういり)」といいます。この土俵入りの後に横綱が登場しますが、これは「横綱土俵入り」と別の呼び方をします。 大相撲の階級は下から、序の口(じょのくち)⇒序二段(じょにだん)⇒三段目(さんだんめ)⇒幕下(まくした)⇒十両(じゅうりょう)⇒幕内(まくうち)となっています。横綱や大関は幕内になります。 このうちお客さんの前で紹介してもらえるのは、十両と幕内だけになります。大相撲では十両まで昇進すると偉くなります。付き人(つきびと)と呼ばれる世話をする人がつけられ、お給料が出て(幕下以下だと給料は出ません)、所属する部屋で個室が与えられ、大銀杏(おおいちょう)と呼ばれる力士の髪型にすることが許され、化粧まわしを持つことができて、「関取(せきとり)」と呼ばれるようになります。なので、化粧まわしを持つことは、出世したことの証でもあるのです。 化粧まわしのデザインは割と自由にすることができて、本人が買うのではなく、ファン(後援会)がプレゼントをするのが習わしになっています。 https://matome.naver.jp/odai/2143205359340679701 土俵入りでは、その力士の名前と出身地、所属する部屋の名前が紹介されます。例えば「碧山(あおいやま)、ブルガリア出身、友綱部屋(ともづなべや)」という感じです。 全員が紹介されると、お互いに向き合って柏手(かしわで)を打ちます。これは神社にお参りするときに手を打つのと同じ儀式です。拍手(はくしゅ)ではないので注意してください。 そして右手をあげて手に武器を持っていないこと、化粧まわしを少し持ち上げて化粧まわしに武器を隠していないこと、最後に両手をあげてどこにも武器がないことを示して「フェアプレーで戦いましょう」と誓いあうのです。 https://youtu.be/5wnwqgQhN0M https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E4%BF%B5%E5%85%A5%E3%82%8A ちなみに全ての取組が終わると、最後に「弓取式(ゆみとりしき)」が行われます。 https://youtu.be/kdPUdzAfmQM https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%93%E5%8F%96%E5%BC%8F これは戦い終わった土俵を清める儀式になりますね。
その他の回答 (1)
お腹部分から、様々な模様が入った垂れているものですか? 「化粧まわし」と言います。 取り組みとは違い、関取が土俵入りする時に着用するまわしです。 また、手を水平に上げたりするのは、取り組み前に「私は武器を持っていませんよ」と示している所作です。
お礼
ありがとうございます。いろいろ参考になりました。
お礼
ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。おかげさまで、だいぶわかるようになりました。弓取式も興味深く観ました。大変助かりました。心から感謝いたします。